退職金
企業に退職金制度がある場合は、定年退職の際に退職金が受け取れます。受け取り方には、一括払いと年金払いの2通りがあり、併用可能な場合もあります。
高年齢雇用継続給付金制度
定年後に給与を受け取っている65歳未満の人で、給与が現役時代の75%未満に下がった場合に、雇用保険から賃金の最大15%の支給が受けられることがあります。これが高年齢雇用継続給付金です。
ただし、65歳になる前に特別支給の老齢厚生年金などの老齢年金を受けている人では、高年齢雇用継続給付金を受けた時点で年金の支給が止まります。高年齢雇用継続給付金の受給を停止すると年金の精算が行われて停止された分の年金は支給されますが、その金額は最大6%カットされます。
政府は2019年、この制度を段階的に廃止する方向性を打ち出しました。
【参考】
「雇用保険の高年齢雇用継続給付との調整」日本年金機構