健康保険
日本には国民皆保険制度があるため、定年後も必ず健康保険に加入しなければなりません。選択肢は3つあります。1つ目は、会社の健康保険に継続加入する方法で、これを「健康保険任意継続制度」といいます。加入期間は最長2年間です。
2つ目は、家族が加入している健康保険の被扶養者になる方法です。年収が130万円未満など一定の条件を満たす必要があります。3つ目は、国民健康保険に加入する方法です。国民健康保険を選ぶ場合は、住所地の役所で手続きを行いましょう。
どの選択肢を選んだ場合も、75歳以上になると後期高齢者医療制度に切り替わります。
【参考】
「健康保険任意継続制度(退職後の健康保険)について」全国健康保険協会
「退職後の健康保険について」全国健康保険協会
公的年金
日本の年金制度は2階建ての構造になっています。1階部分は日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入する老齢基礎年金で、2階部分は会社員や公務員などが加入する老齢厚生年金です。