だから、オフィスに行っていた時より、常に時間に追われながらの仕事になっていると感じます。オフィスと違って、私が働いている姿を見ている人がいないので、思いのほか時間がかかってしまうと、逆に成果が上がっていないとみられてしまうのでは?という不安もあるので、よほどのことがない限り、納期だけは意地でも守りますね」
Rさんは続けます。
「でも、自宅なので、どうしてもいろんなことに気が散ってしまうんです。キッチン、トイレ、洗面所に行ったついでに、家事を思い出して『やらなくちゃ』ってなることもあるし、訪問販売やら宅配やらが訪ねてきて中断されることもあるし。だから、時々、子どもが幼稚園に行っている間、家ではなく、コワーキングスペースに『通勤』して仕事をすることもあります」
気分転換を心掛けつつ、時間をコントロール。テレワークを続けるには、こういった工夫も必要なようです。
(3) 意思の疎通の難しさ
テレワーク導入企業では、自宅やコワーキングスペースで仕事をして、業務上のやりとりはメールやチャット中心。Rさんも、会社とはそのように連絡を取っています。