2020年は、東京五輪開会の年。このオリンピック開催時の混雑対策の一環として、政府は、出社をしない働き方である「テレワーク」の推進を掲げました。2020年までの毎年7月24日を「テレワーク・デイ」と定めて、企業等による全国一斉のテレワーク実施を呼びかけるなどの取り組みをしてきました。
しかし、国土交通省が公表した「平成29年度 テレワーク人口実態調査」(2018年3月)によると、勤務先にテレワーク制度等があると回答した割合は、雇用者全体のうち16.3%。まだまだ少ないですが、今後は増えていくと想定されています。
では、実際にテレワークを行っている人の生活とは、どのようなものなのでしょうか?
(1) テレワークはメリットが多い?
テレワーク歴5年のRさんは、幼稚園児2人のお子さんを持つお母さん。以前、勤務していた会社などから、今までオフィス内で行っていた仕事を、在宅で行っています。子どもの預け先の確保が難しく、自宅で働くという働き方を選択した結果でした。