子育て中は、その自分の中の母親像と自分自身とのギャップに悩み、苦しみながらも前を向いて進んでいきます。ですが、正論を投げかけてくる人は、自分の中に理想の母親像はあれど、今現在はその渦中にはいないため、無責任でなおかつ正論と『思われる言葉』を口にし、他人に投げかけることができるのです。
この言動は、果たして意味があるのでしょうか?
今現在、悩みながらも前に進もうとしている母達に、さらに正論という障害物をぶつけ歩みの妨げをすることは、その母親にとっても子どもにとっても単なる弊害でしかありません。ただただ、そのような正論をぶつけてきた人の、自己満足でしかないと、首をかしげてしまいます。
子どもは成長する、そして自分も…
毎日同じことの繰り返しに思える育児も、気付かないうちに子どもは成長し、実は自分自身も母親として、そして大人としても成長しています。その渦中にいると、己の成長はなかなか気が付かないものですが、いつまでも今の状態が続くわけではありません。
「そう頭では分かっていても…」わかります、そうですよね。そんな時は、少し頭を上げて周りを見回してみませんか?実はあなたが変わっていないと思っていた周りの風景を見直してみると、違った景色が見えるかもしれません。
そんなキレイな景色を見ている時は、汚い雑音は耳に残らないものです。そう、今、あなたが少しでも笑っている。その今の姿が、自分と子どもの未来をより良い方向へ進めているのですから。
LIMO編集部