そのような中、日経平均株価は終日プラス圏で推移しましたが、上値の重い展開となりました。寄り付きで一時+189円高まで上昇しましたが、約1時間後には+5円高まで上げ幅を縮小する場面が見られました。

その後はやや挽回しましたが、上値の重い値動きが続いたまま引けています。結局、続伸となったものの、終わってみれば始値が高値となる“寄り天”(寄り付き天井)でした。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、3日続伸で引けました。さらに、取引時間中には久々に年初来高値を更新する場面も見られています。

東証マザーズ株価指数は反落、売買代金は84日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,260万株、売買代金789億円となりました。出来高は先週末と同水準でしたが、売買代金は増加しました。ただ、増加はしましたが、売買代金は84日連続で1,000億円を割り込んでいます。

また、株価指数も反落となり、大型株式市場と好対照な結果となりました。依然として900ポイント割れの懸念は残ったままのようです。

大林組と清水建設が年初来高値を更新、任天堂は大幅高で1年半ぶり高値更新

個別銘柄では、先週木曜日に政府が発表した事業規模26兆円の経済対策を受けて、国土強靭化を中心とした建設関連銘柄へ買戻しが続き、ゼネコン株では大林組(1802)が連日の年初来高値更新となり、清水建設(1803)も高値を更新しました。