トッピングにバター(デンマーク)を乗せた豚汁は、まろやかでコクのある味わいに。味噌とバターが合うのだからみそ汁や豚汁とバターが合わないはずがありません。

オリーブオイル(イタリア)とオレガノ(ギリシャ)、そして日本食の代表格である豆腐を使ったカプレーゼを監修したベリッシモさんは、「豆腐がEU食材と合うのは、チーズの代わりになるから」と語りました。

豆腐カブレーゼ


なるほど、つまり洋食メニューの具材一つを日本食材に、和食メニューの具材一つをEU食材に置き換えていけば簡単だし、作るのが楽しそうです。

そのほかにも、海苔の佃煮をトッピングしたカマンベール・ド・ノルマンディというチーズ(フランス)、 シュバルツバルダーシンケンという燻製ハム(ドイツ)をトッピングしたサバ押し寿司、岩塩(ポーランド)をふりかけたお汁粉、スモークオイルサーディン(ラトビア)に大根とみょうがを合わせたメニューなどを試食。

パプリカパウダー(ハンガリー)× 鮭おにぎり


総じて感想は「違和感がまったくなくおいしい」でした。これは、日本ではすでに様々な国の料理に親しむ機会があるため舌が慣れているというのもありますが、何世紀にもわたって培われた伝統に基づくEU食材の質の良さが、日本食材の持つ繊細さととても相性がいいというのも一つの理由でしょう。