EPAの発効により、2019年はEUと日本の企業がさらなる交流の機会を広げることになりました。ハンノネンさんによると、EUは「日本ではすでにたくさんのEU食材が流通していますが、この先数年の間に、まだまだ知られていない新しいヨーロッパ食材を日本市場で展開していきたい」と、今後いっそうの宣伝販促を考えているそうです。
さまざまな輸入食材を扱うカルディコーヒーファームの人気に表れているように、生ハムやスモークオイルサーディン、オレガノなどのEU食材はすっかり家庭でも定着しました。
しかし、それはあくまで「本場の食材を使って本格的な海外の料理を家庭で楽しめる」というのが目的。家庭で日本食材とEU食材のペアリングメニューを作るとなると、やはりハードルは低くありません。
食材の安心安全、品質の良さのレベルが近い日本とEU
そこで筆者は実際に「Enjoy EU Village ~ヨーロッパと日本食材のパーフェクト・マッチを楽しむ10日間」で食べられる、ペアリングメニューを試食してみました。
ドライイチジク(ギリシャ)とサンマを煮付けたペアリングメニューは、みりんや砂糖を使わないのにドライイチジクの芳醇な甘さが際立っていました。これは、パンにも麺にも白いご飯にも合います。