では、具体的にどのような手段で貯蓄に取り組んでいるのでしょうか。40歳代の金融資産保有世帯における種類別金融商品保有額を見ていきましょう。金融商品平均保有額1,238万円のうち、主な内訳は以下の通りです。
預貯金…673万円
生命保険…277万円
株式…90万円
個人年金保険…70万円
財形貯蓄…43万円
投資信託…37万円
損害保険…27万円
債券…9万円
金銭信託・貸付信託…2万円
その他金融商品…10万円
673万円の預貯金に次いで多いのは、277万円の生命保険という結果に。生命保険や損害保険は所得控除枠があるため、節税の恩恵を受けることもできますね。
また、株式や投資信託でお金を運用している世帯も少なくないようです。長期的に取り組む老後資金だからこそ、より効率的に貯めたいという意志が感じられますね。
投資による運用や節税効果を活用し、うまくお金を増やしていくという選択肢も視野に入れておきましょう。NISAやつみたてNISA、iDeCoを利用して非課税枠を活用する方法もありますね。