始値と終値が同じ場合にはローソク足が1本の線で示される同事線(寄引同事線、同時線などと言うこともあります)となりますが、25日はまさにほぼ同事線(十字線)になりました。
チャートの形からは売りたい投資家と買いたい投資家の力が拮抗していることがわかります。株式投資は結局、この買い手側が勝つのか売り手側が勝つのかを予想することにほかなりません。
ただし、相場が動き出す前にどちらが勝つかを判断するのは難しいものです。むしろ、どちらの勢いが強いかを見極めてから出動するほうが確実です。
直近では、上値のレジスタンスとなっている11月8日の高値(23,591円)や11月26日の高値(23,608円)を上抜けてくるようであれば買い手優位、下値サポートラインである23,000円~23,100円を割り込むようであれば、売り手優位と判断します。
下原 一晃