では続いて、現在の日本の出産事情を見てみましょう。

まずは下記表をご覧ください。(表「母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数」参照)

「母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数」(引用元:厚生労働省「平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況」より抜粋)

この表をざっと見てもお分かり頂けるように、出生総数が年々低下していること、35歳以降(35~39歳・40~44歳・45~49歳・50歳以上)の出生数が軒並み増えていることが分かります。(平成29(2017)年の35~39歳、40~44歳は若干の減少)

そして、この表から筆者が注目したのは、出産適齢期と言われている20代の出生数と、50代の出生数です。

「出産適齢期」の20代より、50代の出生率が上がっている現状