筆者の20代は約20年ほど前ですが、その時を振り返ってみると、自分で選ぶ選択肢が多かった時期だったなぁ…と思っています。

筆者自身は20代での結婚も出産も選択しませんでしたが(できませんでした、と言った方が正しいかもしれませんが 苦笑)
それでも、自分で選んだ仕事をして、仕事で得た収入を自分のために使い、その上で生活を充実させていた、と記憶しています。

今の20代がそのように、自分で仕事も時間も「選択の自由」を幅広く持っているのだろうか?…と、今の世の中を見て心配になってしまうのです。

まとめ

実際に高齢出産を経験した筆者が、現在の若者が直面している社会問題を、「出産」という角度から問題提起させて頂きました。
なんとも厳しい20代の背景を垣間見たような気がしています。

正直に言ってしまえば「少子化だから産みましょう」と言うなら「産める環境をちょうだいよ!」って思うのです。年齢は関係なく、同じ女性の立場として、そう思います。

個人が「子どもを産みたい(欲しい)」と思った時に、その選択肢を選ぶことに躊躇しない世の中を目指していきたい、作っていくべきじゃないのか…。今回の記事を書きながら、筆者は強くそう感じました。
みなさんは、どのように感じ、考えたでしょうか?

今の20代が、筆者と同じ40代、さらにその先の50代になった時に、笑顔でいられる日本であることを願ってやみません。

【参考】
「分娩時年齢と高年齢化~現状と問題点~」日本産婦人科医会
「妊娠適齢期を意識したライフプランニング」内閣府
平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況」厚生労働省

白藤 さつき