1. To feel good
気分を良くして、はしゃぎたい
麻薬ごとに効果の違いはあるものの、基本的には多幸感、高揚感などの効果があり、その場を楽しみたくて使用する場合があります。錠剤になっていたりすると、クラブなど盛り上がった雰囲気で、つい手が出てしまうのかもしれません。
2. To feel better
うつ病、不安症、パニック障害、ADHD、統合失調症などの精神的な苦痛や、腰痛・偏頭痛などの慢性的な痛みから抜け出したい
筆者の友人のように普通の人が依存症になってしまう最も多いパターンではないでしょうか。
3. To do better
仕事、勉強、スポーツなどのストレス・プレッシャーから、高い集中力やパフォーマンスの向上、寝ずに頑張れる体力などを求める
4. Curiosity and social pressure
好奇心。雰囲気、友人や先輩など周囲からのプレッシャー
特に高校生はこのパターンが多いです。
しかし、数回使用したことのある人全員が依存症や中毒になるとは限りませんし、使用する麻薬によっても依存性が違います。
NIDAでは、依存症や中毒になるのは、様々な要因があり、人によって異なるが、主なリスク要因として考えられるのは、性別・民族性・精神疾患などの遺伝子、又は家族・友人・貧困などの周囲環境ではないかと指摘しています。
「最初は自分の意志で始めたとしても、続けるうちに、自分の意志が制御できなくなり、意志に反して続けてしまう、それが中毒の特質だ」とNIDAは注意を喚起しています。
とにかく、好奇心で手は出さない事です。また処方薬であっても、依存症にならないよう常に自覚することが大切です。
【参考】
(※1)“Key Substance Use and Mental Health Indicators in the United States: Results from the 2017 National Survey on Drug Use and Health” National Survey on Drug Use and Health(NSDUH)
“Is marijuana a gateway drug?” NIDA
“Drug Misuse and Addiction” NIDA
美紀 ブライト