日本の”割安感”が外国人旅行者を引き寄せる!? 銀座の賃料は香港の半分以下に

確かに訪れる価値はある国だと思います。それでも、なぜ今さら?と思うのは筆者だけではないでしょう。

筆者はその理由をこのように推量します。それは、観光地としての日本がかなり割安になっているからではないかということです。

インバウンド客は海外から飛行機なり、近場であればフェリーなどで来日するわけです。時間をかけ交通費を出してまでわざわざ来日するということは、そのコストをカバーして余りある価値がないと、わざわざ来ません。加えて、それが他国と比べて安ければなお良しといったところでしょう。

世界の主要商業地の賃料を見てみる

実は日本が割安になっているのではないかと推察できるデータがあります。

米国の不動産会社であるクッシュマン・ウェイクフィールド社は、例年発表している“Main Streets Across The World”(世界の大通り)というレポートの中で主要商業地の賃料を毎年発表しています。図表1は、そのデータからアジア地域を抽出し、主要都市の賃料を1平方メートルあたりの高い順で並べてみたものです。

図表1:アジア主要都市の商業地賃料ランキング

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出所:2018 edition of Cushman & Wakefield’s global flagship report, Main Streets Across The World 表は筆者作成。

このデータによると、アジア地域で最も賃料が高い都市は香港です。香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)はアジアだけではなく世界で最も賃料が高い商業地です。ちなみに世界の賃料トップ5は次のようになります。

参考記事

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太田 創
  • 太田 創
  • 一般社団法人日本つみたて投資協会
  • 代表理事

関西学院大学卒。1985年、三菱銀行入行。1988年より約10年間、ロンドンおよびサンパウロで資金為替・デリバティブ等の運用、投資信託の管理業務に携わる。
その後、2000年からシティグループ(米)、UBS(スイス)、フィデリティ(米)、GCIにおいて投資信託のマーケティング・商品企画を統括。現在は一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事。
主要な著書には、『ETF投資入門 』(日経BP 2008年)、『お金持ち入門』(実業之日本社 2015年 共著)、『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版 2019年)などがある。