3. 初めての投資、何から始めるのがおすすめ?

こうした前提を踏まえていくと、何から始めればよいのかがなんとなく見えてきます。

「子どもの将来の教育資金として毎月3万円を定期預金しているから、そのうち1万円を投資にまわしてみようかな」「15年後の大学進学のときに2倍くらいになっていたら嬉しいな」というのであれば、投資信託の積立が向いているかもしれません。

独身の方で「ボーナスも入ったし、そこから20万円を投資にまわそうかな」「せっかくやるのなら投資で増えたお金で1年に1回ぐらい女子旅に行きたい」というのであれば、株式投資にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。

3.1 何はともあれNISA口座を開設しよう

そうした方針が決まったら、次にやるべきはNISA口座の開設です。投資信託の積立をするにせよ、株式投資をするにせよ、せっかくなら非課税口座であるNISA口座を活用しない手はありません。

NISA口座には「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの非課税投資枠があり、前者は年間240万円、後者は120万円まで投資が可能です。株式が買えるのは「成長投資枠」に限られていますが、投資信託の積立は「成長投資枠」でも「つみたて投資枠」でも可能です。

3.2 不安なら、まずは少額から始めてみよう

非課税投資枠が240万円や120万円と聞いてびっくりした人もいるかもしれません。でもこれはあくまでも「限度額」に過ぎません。

株式投資は単元未満株と呼ばれるサービスを利用すれば1株単位、つまり銘柄によっては数百円程度から購入できますし、投資信託の積立も証券会社によっては毎月100円から始められます。

「数百円投資してもたいして増えないから意味がないのでは」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。たとえ少額であったとしても、最初の一歩を踏み出せるかどうかで、その後の人生が大きく変わってくる可能性は十分にあるのです。

4. 自分とお金とで「共働き」しよう

繰り返しになりますが、投資にはリスクがつきものです。それはNISA口座であっても同じ。NISA口座のメリットはあくまで「利益が出たときに非課税になる」ことであって、NISA口座だからといって「買えば儲かる」というものではないことには注意が必要です。

ですから、資産運用を始めるにあたっては、投資信託や株式投資がどのような仕組みのものなのか、商品や銘柄はどうやって選べばよいのかといったことについて、自分なりに勉強をするということがとても大切です。

勉強をして、はたらいて得たお金を投資して、今度は自分だけでなく、そのお金にもはたらいてもらう。こんな循環を実現できたら、投資はきっと、あなたの人生の大きな味方になってくれるはずです。

※本記事は2024年8月6日にLIMO&FPで公開した記事を再編集しています。掲載している金額や金利などの情報は、すべて執筆時点(2026年11月)のもので、変更される可能性があるため、最新情報は必ず各公式サイト等でご確認ください。

参考資料

大竹 のり子