男女別に既に行っている終活を比較してみます。

男性

・お墓の準備・用意:39.3%
・加入保険の整理・見直し:27.1%
・金融口座・金融商品の整理:18.6%
・家具や家の中の荷物整理・処分:12.9%
・衣服やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分:10.0%

女性

・お墓の準備・用意:35.0%
・アルバムや手紙等、思い出の整理・処分:31.4%
・衣服やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分:30.7%
・家具や家の中の荷物整理・処分:30.0%
・加入保険の整理・見直し:29.3%

男女とも、「お墓の準備・用意」が最も多くなりました。死後の準備として優先的に対応しているようです。

また、女性は、アルバムや手紙、衣服などの整理・処分をする人が多く、きれいに片づけておきたいという意識の高さが伺えます。

ちなみに、終活は、「お墓の準備・用意」や「加入保険の整理・見直し」、「金融口座・金融商品の整理」などの「死後準備」と「家具や家の中の荷物整理・処分」や「衣服やアクセサリーなど身につけるものの整理・処分」、「アルバムや手紙等、思い出の整理・処分」などの「生前整理」の二つに分けることができます。

上記以外には、
・終のすみかとして自宅をリフォーム
・エンディングノートの記入
・お葬式の準備
・遺影写真の用意
などが終活として挙げられます。

自分に必要なものは何か、という視点で、順に着手すると良いのではないでしょうか。それでは、参考として片づけを始めた人の意見を聞いてみましょう。

「色々ものを捨てていたら、精神的に不安定になってきてしまった。今すぐに自分が死なないといけないような気持ちになって途中でやめた。」(大阪・62 歳・女性)
「家の中の荷物整理。父がアルバムを残してくれたので、我が子の写真も一緒に一冊のアルバムに閉じたが、最近はスマホの流れになり複雑。とっておきの写真を選ぶのに時間かかりました。選ぶ難しさ、涙…涙…。」(奈良県 70 歳・女性)

ものの整理を行うと、なんとも表現し難い感情に包まれることもあるようです。やはり「死」を意識するので、今までの人生を振り返ることになるでしょう。

終活には平均250万円ほどかかっている