海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしている団体「PuppyKittyNYCity」のInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

出産直後に交通事故に遭い骨盤を骨折しながらも子猫たちの世話を続けていた母猫が、保護施設での手術と長い治療を経て回復し、新しい家族を待つ姿が紹介されています。

執筆時点で9290回再生、約991件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【交通事故で骨盤を骨折していた猫】屋外で出産し、痛みに耐えながら子猫を守り続けた母猫

保護されたばかりの頃のジルベルタ1/6

保護されたばかりの頃のジルベルタ

出所:@puppykittynycity

母猫のジルベルタは、屋外で出産をし、我が子を守りながら路上で懸命に生き延びていました。

そんな中、ジルベルタは車にはねられるという事故に遭い、骨盤を骨折する大怪我を負ってしまいます。想像を絶するほどの痛みを抱えながらも、彼女は子猫たちの世話をやめようとはしませんでした。

その後、保護団体「PuppyKittyNYCity」に保護され、ようやく必要な医療ケアを受けられることになりました。

回復までの道のりは長く困難なもので、命に関わる手術の後は自力で排尿することができず、しばらくの間はスタッフの手で膀胱を圧迫してもらう処置を受けながら療養していたといいます。

2. 【手術とリハビリを経て】排尿機能も回復し、新しい家族を待つ母猫

手術とリハビリを経て回復した現在の様子2/6

手術とリハビリを経て回復した現在の様子

出所:@puppykittynycity

ジルベルタの手術を手がけたのは、動物病院「AMC to the Rescue」。手術後は数週間にわたる献身的なケアが続けられました。

先週行われた経過確認では、ジルベルタが正常に排尿できるようになり、順調に回復していることが確認できたといいます。投稿主は、待ち望んでいた知らせに喜びをあらわにしていました。

保護施設で新しい家族との出会いを待つジルベルタ3/6

保護施設で新しい家族との出会いを待つジルベルタ

出所:@puppykittynycity

これまでのすべてを乗り越えたジルベルタに残されているのは、ずっと望んでいた「永遠の家庭」を見つけることだけです。投稿主は、我が子への深い愛情だけを頼りに過酷な状況を生き抜いてきたジルベルタなら、新しい家族にもきっとたくさんの愛情を注いでくれるはずだと綴っています。

コメント欄では

  • 「彼女はまさに美しい戦う女王のような存在。ここまで関わってくれたすべての人に感謝します。素敵な永遠の家族のもとで幸せに暮らせますように」
  • 「彼女には最高の家庭がふさわしい!」

など、ジルベルタの強さと今後の幸せを願う声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
海外の動物レスキュー系アカウントの投稿を見ていると、飼い主のいない動物たちが置かれている環境の厳しさに驚かされることがよくあります。今回ご紹介したジルベルタのように、出産直後に交通事故に遭い、大きな怪我を負いながらも我が子の世話を続けていたという話は、その中でも特に印象に残るエピソードでした。手術後は自力で排尿ができず、しばらくの間スタッフの手を借りていたと知り、回復までの道のりが決して平坦ではなかったことも伝わってきます。それでも痛みを抱えながら子猫たちのそばを離れなかった姿からは、母親としての強さと愛情の深さがうかがえます。保護猫や保護犬を家族に迎えることを考えている方は、まず里親募集の情報をこまめにチェックし、実際に施設やイベントで動物たちと触れ合ってみることをおすすめします。性格や健康状態を保護団体のスタッフに確認しながら、自分の生活環境に合った子を探すことが、その後の暮らしを長く幸せなものにする第一歩になるはずです。ジルベルタが一日も早く、安心して暮らせる家庭に迎えられることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料