海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行う団体「Let's Rescue Dogs」のInstagramアカウント@lets.rescue.dogsの投稿。

近隣住民同士で物のやり取りをするアプリ「Nextdoor」に無料で譲渡する投稿が出されていた犬「マンゴー」を、未避妊のまま見ず知らずの相手に渡ってしまう危険を案じて、急きょ保護したことが伝えられています。

執筆時点で26000回再生、約2662件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちを家族に迎える際に知っておきたい、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
近隣情報アプリに「無料であげます」と出されていた犬のマンゴー。未避妊のまま見ず知らずの相手に引き取られていた可能性を考えると、保護のタイミングはまさに間一髪だったと言えるでしょう。急な保護だったため、一時的に世話をする「フォスター」も見つからないまま、投稿者のもとで過ごすことになったマンゴー。人懐っこく、犬にも猫にもフレンドリーな性格の持ち主だといいますが、慣れない環境に戸惑う様子も見られました。そんなマンゴーが優しく抱きかかえられ、少しずつ安心を取り戻していく様子や、投稿を見た人々から寄せられた温かい声もあわせてご紹介します。

1. 【無料で譲渡されそうになっていた犬】未避妊のまま渡る危険を案じ、急きょ保護

保護された当時の様子1/6

保護された当時の様子

出所:@lets.rescue.dogs

投稿者は、近隣住民同士で物のやり取りをするアプリ「Nextdoor」に、3歳・体重約4kg(9ポンド)の犬「マンゴー」が無料で譲渡される投稿が出されているのを見つけました。マンゴーは避妊手術を受けておらず、そのまま見ず知らずの相手に引き取られれば、望まない繁殖など思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあったといいます。突然決まった保護だったため、一時的に世話をする「フォスター」も見つからないまま、投稿者自身がマンゴーを引き取ることになりました。保護後はすぐに動物病院へ連れて行かれ、ワクチン接種や血液検査を受けたことが明かされています。

2. 【マンゴーの現在】戸惑いながらも、優しく抱かれ安心を取り戻す

回復した現在の姿2/6

回復した現在の姿

出所:@lets.rescue.dogs

慣れない環境に置かれ、最初は戸惑いや不安を見せていたというマンゴー。それでも、優しく抱きかかえられ声をかけられるうちに、少しずつ気持ちがほぐれていったようです。

里親を待つマンゴーの姿3/6

里親を待つマンゴーの姿

出所:@lets.rescue.dogs

人懐っこく、犬にも猫にもフレンドリーな性格の持ち主だといい、投稿では、そんなマンゴーが安心して暮らせるフォスター先や新しい家族を探している状況も伝えられています。投稿者が拠点とするロングビーチ周辺で、マンゴーを迎え入れてくれる存在が呼びかけられていました。

コメント欄では

  • 「娘がマンゴーの近くに住んでいて、里親になれるかもしれません。彼女は少し前に18歳で見送った愛犬にとてもよく似ていて、思わず胸が熱くなりました」
  • 「とても綺麗な子です!」

など、マンゴーの境遇や愛らしい姿に心を寄せる声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 編集部からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回ご紹介したマンゴーのケースを通じて印象的だったのは、「無料で譲渡します」という何気ない投稿の裏に、動物にとって思いがけない危険が潜んでいるという事実です。避妊・去勢手術を受けていない犬や猫が近隣情報アプリやSNSを通じて安易にやり取りされると、望まない繁殖や、悪意のある相手に渡ってしまうリスクも否定できません。実際に海外の動物保護団体の発信を見ていると、こうした無料譲渡の投稿をきっかけに、急きょ保護に動くケースがたびたび報告されています。もし身近な掲示板やSNSで気になる譲渡情報を見かけたら、まずは一人で判断せず、地域の動物保護団体や保健所に相談してみることをおすすめします。マンゴーのように、ほんの小さなきっかけで運命が大きく変わる動物は少なくありません。急な保護にもかかわらず、里親を探すためにすぐに行動を起こしたレスキュー団体の姿勢にも、頭が下がる思いです。私たちの何気ない目配りや行動が、一匹の命を守るきっかけになり得るのだということを、この投稿を通じて多くの方に感じていただけたら嬉しく思います。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料