海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているレスキュー団体のInstagramアカウント@lets.rescue.dogsの投稿。

保護されたのは、皮膚が赤くただれ、毛が抜け落ちるほど深刻な炎症を起こしていた犬「ペネロペ」。検査の結果、疥癬ではなく感染力のない酵母菌感染症と分かったものの、長期間放置されていたため治療には時間がかかる見込みだといいます。

執筆時点で9928回再生、約1348件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
投稿でひときわ胸を打つのは、皮膚が赤くただれ、毛が抜け落ちるほど深刻な状態で見つかった犬「ペネロペ」の姿です。投稿者は「彼女はひと晩でこうなったわけではない、ずっと前から助けが必要だった」とテロップで伝えており、長期間放置された末の深刻さがうかがえます。検査の結果、疥癬ではなく感染力のない酵母菌感染症と判明したものの、投薬や毎週の薬用シャンプーが欠かせず、回復までの道のりはまだ長いといいます。それでも人にも犬にも猫にもフレンドリーな性格のペネロペを、里親が見つかるまで一時的に預かってくれる人を投稿者らは探しています。

1. 【皮膚がボロボロの状態で保護された犬】発見時の深刻な様子

保護施設のケージの中にいたペネロペ1/6

保護施設のケージの中にいたペネロペ

出所:@lets.rescue.dogs

投稿では、ペネロペの皮膚の状態について「本来防げたはずだったのに」と、悲痛な思いがつづられていました。テロップでは、保護される前は地域の動物保護施設「OC Animal Care」で殺処分の対象リストに1週間ほど載っていた、と紹介されています。

保護されたペネロペはすぐに動物病院に連れて行かれ、皮膚は赤く炎症を起こし、強い痛みを伴っている様子だったといいます。投稿者らは、うつる病気である疥癬ではないかと心配していたそうですが、検査の結果、感染力のない酵母菌感染症であることが分かったといいます。ただし、長期間治療されないまま放置されていたことが原因で、投薬や毎週の薬用シャンプーによるケアが必要になるなど、完治までの道のりは長くなる見込みだと伝えられています。テロップでは「彼女はひと晩でこうなったわけではない。ずっと前から助けが必要だった」とも紹介されており、投稿者の心境がうかがえます。

動物病院で皮膚の状態を確認されるペネロペ2/6

動物病院で皮膚の状態を確認されるペネロペ

出所:@lets.rescue.dogs

2. 【非感染性の感染症と判明した犬】治療を続けながら里親を待つペネロペの現在

治療を受けながら里親を待つペネロペの現在の様子3/6

治療を受けながら里親を待つペネロペの現在の様子

出所:@lets.rescue.dogs

投稿によると、ペネロペは現在も投薬と週1回の薬用シャンプーによる治療を続けている最中で、回復までにはまだ長い時間がかかるといいます。それでも人懐っこい性格で、犬にも猫にもフレンドリーに接することができ、とにかく人のそばにいたがるとも紹介されています。投稿者らは、正式に迎えてくれる家庭が見つかるまでの間、ペネロペを一時的に預かってくれる里親を探しているとのことです。

コメント欄では

  • 「とても愛らしい子。家族が見つかりますように」
  • 「数日前に実際に会いましたが、本当に優しい子でした」

など、ペネロペの今後を気づかう声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回のペネロペの投稿を見て、痛々しい皮膚の状態が「ひと晩でできたものではない」というテロップの言葉が強く印象に残りました。動画では、殺処分の対象になっていたところを保護され、疥癬を疑われながらも検査の結果は感染力のない酵母菌感染症だったと分かる過程が紹介されていましたが、原因が何であれ、長い間放置された結果ここまで悪化してしまったという事実の重さを感じずにはいられませんでした。投薬や毎週の薬用シャンプーが必要というケアの内容からも、完治までにはまだ時間がかかりそうです。もし身近な犬や猫の皮膚に赤みやかゆがる様子、毛が抜けるといった変化を見つけたら、様子見をせず早めにかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。飼い主による日々の観察と早期の受診が、ペネロペのような深刻な状態を防ぐ何よりの手立てになるはずです。そして何より伝えたいのは、見た目がどれほど変わり果てていても、人懐っこさや愛らしさは失われないということ。ペネロペが一日も早く安心できる里親のもとで、穏やかな時間を過ごせるようになることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

5.1 「もっと早く助けたかった」安楽死を望まれていた老犬、渾身の闘病生活にSNSで感動の声

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5.2 【愛はまるで魔法のよう】顔の傷から感染症を患った子犬 奇跡の回復にグッときてしまう

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5.3 「完全に心を閉ざしていた」保護犬コットン わずか数時間で見せた「奇跡の回復」に反響

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参考資料