海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、アメリカ・ニューヨークを拠点に犬猫の保護活動を行う「Puppy Kitty NYCity」さんのInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

投稿されたのは、雨の中で行き場を失い、数日間にわたって大きなストレスを抱えていたという子猫が、保護施設で温かい寝床と食事にありつき、安全な環境で過ごす姿。想像以上におしゃべりな一面も紹介され、話題になっています。

執筆時点で1万9000回再生、約2600件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【雨の中で行き場を失っていた子猫】保護されるまでの数日間

保護されたばかりの子猫1/6

保護されたばかりの子猫

出所:@puppykittynycity

投稿によると、この子猫は雨の中で行き場を失い、寒さと不安の中で数日間を過ごしていたといいます。

心身ともに大きなストレスを抱えていたところを保護施設に迎え入れられ、ようやく暖かい寝床と食事、そして安心して過ごせる環境を得ることができました。

2. 【想像以上におしゃべり】子猫が見せる元気な今の姿

保護施設で元気な様子を見せる子猫2/6

保護施設で元気な様子を見せる子猫

出所:@puppykittynycity

保護されてからのこの子猫は、鳴き声でたくさんの「言いたいこと」を伝えてくれる、想像以上におしゃべりな一面を見せているといいます。

また、投稿では、シェルターが多くの保護猫でいっぱいの状態にあるため、この子が安心して過ごせる里親の家庭を探していることも伝えられています。

スタッフに元気な声で「ニャー!」と「話しかける」3/6

スタッフに人懐っこく近づく子猫

出所:@puppykittynycity

里親のもとで緊張をほぐし、リラックスして過ごせるようになれば、この子はもう外で生き延びる心配をしなくてよいのだと投稿はつづっています。

コメント欄では

  • 「この愛らしい子を救ってくれて本当にありがとう。あなたはまさに地上の天使ね。神のご加護がありますように」
  • 「この子は健康ですか?もし大丈夫なら里親になれるかもしれません。もしかしたらそのまま迎え入れてしまうかも!」

など、保護への感謝や里親を志願する声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿をリサーチして印象に残ったのは、保護された子猫がすぐに「安全」を実感できたわけではなく、あくまで里親の家庭でゆっくり緊張をほぐしていく時間が必要だと投稿が強調していた点です。雨の中で数日間も一人で耐えていた子猫にとって、シェルターという新しい環境もまた慣れない場所であり、本当の意味で心を開いて甘えられるようになるには、静かで安定した生活環境が欠かせないのだと感じました。シェルターが保護できる数には限りがあり、里親家庭の存在なしには次の命を迎え入れられないという運営側の切実な事情も、この投稿から伝わってきます。もし身近に保護活動をしている団体があれば、こうした一時的な里親募集の情報をSNSなどでチェックしてみるのも一つの行動につながるはずです。自宅で猫を迎える環境が整っていなくても、情報を周囲にシェアするだけで保護団体の助けになります。今回の記事を通じて一番伝えたいのは、「保護された」のはゴールではなくスタートに過ぎないということです。おしゃべりなこの子猫が、一日も早く安心して甘えられる家庭に出会えることを願っています。

4. 「救いたい」気持ちを「守り続ける」責任へつなげるために

SNSで共有される保護活動の様子は、多くの人々に感動を与え、「自分も保護猫を迎えてみたい」というきっかけを作ってくれます。

しかし、投稿でも語られているように、一時的な保護はスタートラインに過ぎず、本当のゴールは家庭で末永く安心して暮らせる環境を整えることです。

命を責任もって預かり続けるためには、愛着や想いだけでなく、毎月のフード代や住環境にかかる「継続的なコストと条件」を客観的に見通しておくことが欠かせません。

では、現在の日本において猫との生活には具体的にどれくらいの費用がかかり、どのような住まいが求められているのでしょうか。最新の統計データから、そのリアルな数字を見ていきましょう。

5. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

6. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

6.1 【特別インタビュー】「かわいそう」で終わらせない。苦しむ動物たちに寄り添う保護団体の軌跡と、私たちにできること

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SNS上では動物に関する投稿が時に注目を集めます。トルコのイスタンブールで一頭のけがをした動物を救ったことから始まり、現在スペインを拠点に国際的な動物保護活動を展開する「Let’s Adopt」について、活動の様子ご紹介します。多くの人が目を背けたくなるような過酷な状況から、動物たちが新しい家族と穏やかな日常を取り戻すまでには、どのような課題と喜びのストーリーがあるのでしょうか。

6.2 「もう独りじゃないよ」疥癬で毛を失い衰弱していた老犬、大勢の手に支えられて取り戻した笑顔に反響

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SNS上ではペットに関する投稿が時に注目を集めます。今回は@AnimalAidUnlimitedさんがYouTubeに投稿した、疥癬によって毛の多くを失い、耳にも傷を負っていた老犬「ソリー」の保護の様子をご紹介します。衰弱しきっていた発見時の姿から一転、多くの人の手によるケアで笑顔を取り戻すまでの軌跡に、称賛や感謝のコメントが寄せられました。また記事後半では、犬の生涯費用についても解説しています。

6.3 「命はあと数時間」と言われた瀕死の犬、懸命な治療で見せた回復にSNSで感動の声

            「命はあと数時間」と言われた瀕死の犬、懸命な治療で見せた回復にSNSで感動の声    

SNS上では「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿が時に注目を集めます。今回は@PawsShowさんがYouTubeに投稿した、公園でハエやウジ虫にまみれ瀕死の状態だった犬・ソベラニートの姿をご紹介します。獣医療チームによる懸命な治療の末に見せた驚異の回復力に、多くの視聴者からは涙や感謝の声が数多く寄せられました。記事後半では、犬の生涯費用についてもあわせて詳しく解説しています。

参考資料