5. Web通帳へ切り替える際の注意点と管理のコツ
手数料を避けるためにWeb通帳や無通帳型へ切り替える場合、いくつか事前に確認しておきたい点があります。
5.1 取引明細の閲覧期間を確認する
金融機関によって、Web上で確認できる取引明細の期間は異なります。
確定申告や家計管理のために古い取引履歴が必要になることもあるため、閲覧できる期間と、期間を過ぎた場合の対応方法(有償での再発行など)を事前に確認しておくと安心です。
5.2 紙の通帳をやめる前に記帳・控えを取っておく
紙の通帳から切り替えると、それまでの通帳は使えなくなる銀行がほとんどです。
切り替え前の記帳内容は、必要に応じて写真やスキャンデータとして手元に残しておくと、後から確認したいときに役立ちます。
5.3 定期的にデータを保存する習慣をつける
Web通帳や無通帳型は便利な反面、自分でデータを保存しない限り、記録は銀行のシステム任せになります。
取引データをダウンロードできる銀行であれば、月に一度など決めたタイミングで保存しておくと、家計簿づくりにも役立ちます。
一方でWeb通帳・無通帳型は、ゆうちょ銀行の例のように、紙の通帳よりずっと長い期間の明細を確認できるという利点もあります。
どちらが良い・悪いという話ではなく、自分がどれくらいの頻度で明細を見返す必要があるかを基準に選ぶとよいでしょう。
6. まとめ
紙通帳の手数料は、メガバンクを中心に「年550円」の定額型と、みずほ銀行や一部の地方銀行に見られる「発行・繰越のたび1100円」の都度型に分かれます。
後者は必ずしも毎年発生するわけではないものの、繰越のタイミングによってはまとまった金額が引き落とされることがあります。
年齢や口座開設時期によっては、そもそも手数料の対象外になっているケースも少なくありません。
まずは自分の口座がどの銀行の、いつ開設したものかを確認し、そのうえでWeb通帳や無通帳型への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 三菱UFJ銀行「紙通帳利用手数料」
- 三井住友銀行「【手数料】紙通帳利用手数料について知りたい」
- みずほ銀行「通帳を発行したいです。手数料はかかりますか」
- 岩手銀行「各種発行手数料」
- みなと銀行「普通預金口座の通帳利用手数料について」
- ゆうちょ銀行「無通帳型総合口座『ゆうちょダイレクト+(プラス)』」
和田 直子
