7. こどもNISAの口座を開く前に決めておきたい3つのこと
2027年1月の開始に向けて、口座を開く前に次の3つを決めておくと、あとで慌てずにすみます。
7.1 どの金融機関で開くか
0歳から17歳までの間は金融機関を変更できないため、最初の選び方が大切です。取り扱う投資信託の種類や、積立の最低金額、手続きのしやすさなどを比べておきましょう。
7.2 毎月いくら積み立てるか
年間60万円は上限であって、使い切る必要はありません。月5000円や1万円など、家計に無理のない金額から始め、収入が増えたときに見直す方法もあります。
7.3 誰のお金で積み立てるか
親の収入から出すのか、祖父母からの援助を充てるのかで、贈与の考え方が変わります。家族で話し合い、記録を残しておくと安心です。
8. 18歳で成年のNISAに移ったあとは?年360万円・合計1800万円の枠に
こどもNISAで積み立てた資産は、18歳になると成年のNISAのつみたて投資枠に自動的に移ります。そこからは、成年と同じ枠と決まりで運用を続けることになります。
成年のNISAでは、つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円で、合わせて年360万円まで投資できます。非課税保有限度額は1800万円で、そのうち成長投資枠は1200万円までです。成長投資枠では、投資信託のほかに上場株式なども買えます。
大学進学や就職のタイミングで、子ども本人が続けるか、一部を学費などに使うかを話し合っておくと、18歳以降の使い方を決めやすくなります。
9. こどもNISAは元本保証ではない。値下がりする年もある
こどもNISAで買えるのは投資信託なので、預金と違って元本は保証されません。試算で使った年3%や年5%は、あくまで仮の利回りで、値下がりする年もあります。
特に、払い出しを予定している時期の直前に相場が下がると、思っていた額を受け取れないことがあります。払い出す予定が近づいたら、一部を預金に移すなど、早めに準備を考えておきましょう。
10. こどもNISAは2027年1月から0歳で始められ、月1万円×18年で年3%なら約285万円
こどもNISAは2027年1月から始まり、0歳から17歳の子どもが年間60万円、合計600万円まで非課税で積み立てられます。月1万円を18年続けると、年3%の運用で約285万円になる計算です。
12歳以降は条件つきで払い出せますが、子どもの同意と書面が必要です。親や祖父母が出すお金は贈与になるため、制度の詳細は金融庁や金融機関、税務署で確認したうえで始めてみてください。
※LIMOでは、個別の相談・お問い合わせにはお答えできません。
参考資料
- 金融庁「NISAを知る」
- 金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」
- 金融庁「「非課税口座に受け入れることができる上場株式等の範囲に関する基準」の一部改正について」
- 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果(令和8年6月末時点)の公表について」
- 金融庁「つみたてシミュレーター」
- 国税庁「No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税)」
菅原 美優