4. こどもNISAは12歳から払い出せる?子の同意と使い道を示す書面が必要
こどもNISAは、途中で自由にお金を引き出せる仕組みではありません。払い出しには年齢と手続きの条件があります。
4.1 0〜11歳は原則として払い出せない
金融庁によると、0歳から17歳の間は、原則としてNISA口座の資産を払い出すことはできません。12歳以降は、子どもが同意した場合に限り、親権者等による払い出しができるようになります。
4.2 払い出すには申出書と書面がいる
12歳以降に払い出す場合は、資金の使い道が子どものためのものであることと、子どもが払い出しに同意したことを示す書面をそろえ、親権者等(口座管理者)が申出書を金融機関に出す必要があります。
中学校の入学や塾の費用など、12歳以降の教育費に使うことは考えられますが、急な出費のための預金の代わりにはなりにくい点は押さえておきましょう。
5. NISA口座は2026年6月末で3048万口座。2027年からは子どもの口座も加わる
金融庁の調査によると、NISA口座の数は2026年6月末で3048万口座でした。2025年12月末の2821万口座から、半年で200万口座以上増え、政府が2027年12月末の目標とする3400万口座に近づいています。
NISA口座での累計の買付額は85兆円で、政府が2027年12月末までの目標としている56兆円をすでに上回っています。2027年1月からは0歳から17歳の口座も開けるようになるため、親子で口座を持つ家庭が増えることも考えられます。
6. 親が積み立てると贈与になる?年60万円は贈与税の基礎控除110万円の範囲内
こどもNISAの口座は子ども名義です。親や祖父母が出したお金で積み立てる場合は、子どもへの贈与として扱われることになります。
6.1 贈与税の基礎控除は年110万円
国税庁によると、暦年課税の贈与税は、1月1日から12月31日までの1年間にもらった財産の合計から、基礎控除額110万円を差し引いて計算します。こどもNISAの年間投資枠は60万円なので、ほかに贈与がなければ、この範囲に収まります。
親と祖父母など、お金を出す人が複数いる場合も、もらった側の1年間の合計額から基礎控除を差し引いて計算します。
6.2 ほかの贈与と合わせて考える
祖父母からのお年玉や入学祝いなど、同じ年に子どもがもらうお金が多い場合は、合計額で判断する必要があります。贈与の扱いは個別の事情で変わるため、迷うときは税務署や税理士に確認してください。