2027年1月から、0歳から17歳の子どももNISA口座を開けるようになります。金融庁によると、NISAの「つみたて投資枠」の年齢要件がなくなり、未成年者は年間60万円、合計600万円まで非課税で積み立てられます。
いわゆる「こどもNISA」は、2026年3月に成立した税制改正で始まることが決まりました。子どもが生まれたときから大学進学などに向けて積み立てを始められる点が、これまでとの大きな違いです。
この記事では、こどもNISAの仕組みと、0歳から毎月積み立てた場合に18歳でいくらになるかの試算を紹介します。
1. こどもNISAはいつから?2027年1月から0歳でも年60万円まで非課税
まずは、こどもNISAで何ができるのかを、金融庁の資料をもとに整理します。
1.1 0〜17歳はつみたて投資枠だけを使える
2027年1月からは、つみたて投資枠の年齢要件が撤廃されます。0歳から17歳の間に使える枠は、次のとおりです。
- 使える枠:つみたて投資枠のみ(成長投資枠は使えない)
- 年間投資枠:60万円
- 非課税保有限度額:600万円
- 買える商品:長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
年間60万円をいっぱいまで積み立てると、10年で600万円の上限に届きます。月に直すと5万円です。
1.2 買える投資信託は2026年4月から債券中心のものも
つみたて投資枠で買える投資信託は、金融庁が指定した株価指数に連動するものなどに限られています。日本の指数ではTOPIXや日経平均株価、海外ではS&P500やMSCI ACWI Indexなどが指定されています。
金融庁は2026年4月1日から対象を広げ、日本の指数に読売株価指数とJPXプライム150指数を加えました。指定指数に連動しない投資信託も、「主に株式又は公社債に投資するもの」であれば対象となり、債券中心やバランス型の商品も選びやすくなっています。こどもNISAでも、この中から選ぶことになります。
1.3 18歳になると成年のNISAに自動で移る
18歳になると、こどもNISAで積み立てた分は、成年のNISAのつみたて投資枠に自動的に移ります。成年のNISAは、つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円で、非課税保有限度額は合わせて1800万円です。18歳以降は、成年と同じように売却や払い出しに制限はありません。
なお、金融庁によると、0歳から17歳までの間は、NISA口座を開く金融機関を変更できません。
こどもNISAは0歳から積み立てられ、12歳以降は条件つきで払い出せる1/2
出所:金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」「NISAを知る」をもとにLIMO編集部作成