国民健康保険には「扶養」という考え方がない|収入のない配偶者や子どもも含め加入者全員に均等割がかかる仕組みと、扶養家族がいる世帯の保険料を試算して解説 世帯主にまとめて請求される仕組みや擬制世帯主、未就学児や18歳未満の均等割軽減の制度まで、より丁寧に詳しく整理 2026.09.19 20:09 公開 執筆者齊藤 慧 会社の健康保険では扶養に入れば保険料は追加でかかりませんが、国民健康保険にはそもそも「扶養」という考え方がなく、収入のない配偶者や子どもも含めて加入者全員に均等割がかかります。世帯主にまとめて請求される仕組みや、未就学児・18歳未満の軽減措置まで、日野市の公式情報にもとづき試算して整理しました。 国民健康保険には「扶養」という考え方がなく、加入者全員に保険料がかかってきます。 この記事のポイント 国民健康保険には「扶養」という考え方がなく、収入のない配偶者や子どもも含め加入者全員に均等割がかかる 保険料は世帯主にまとめて請求され、世帯主が未加入でも「擬制世帯主」として納税義務者になる 未就学児は全国一律で均等割が5割軽減され、自治体によっては18歳未満まで独自に軽減を広げている 記事の続きを読む 1/2 出典:日野市『国民健康保険税とは』の世帯別課税例をもとに編集部作成 Check! 次のページでは、こうした保険料を軽減できる制度にはどのようなものがあるかを確認しましょう。均等割の軽減措置をはじめ、所得に応じた減免制度や申請手続きにより利用できる特例措置の具体的な種類と適用条件を詳しく確認していきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 児童手当「高校生まで拡大」は在学中の子だけが対象だと思われがちだが、実際の判定基準は年齢のみ。令和6年10月の拡大の経緯と、経過措置の申請期限を過ぎると遡って受け取れない注意点を解説 「高校生まで拡大」と聞くと、対象は「高校に通っている子」だと思うかもしれません。しかし、児童手当の支給対象を決めているのは、実際には在学状況ではなく「年齢」です。高校に通っていなくても、年齢の条件さえ満たせば対象になります。支給対象が高校生年代まで拡大された経緯と、その正確な判定基準を、こども家庭庁の公式情報にもとづき編集部が整理します。支給対象は、令和6年10月分から高校生年代まで拡大されました。 先進医療は高額療養費の対象になる?技術料は全額自己負担でも、診察・検査・入院料は対象になるという見落としがちな仕組みを解説 「先進医療は高額療養費の対象になりますか」——この質問に「対象外です」とだけ答えると、実は正確ではありません。先進医療が高額療養費の対象になるかどうかを、公的資料にもとづき編集部が整理。技術料は全額自己負担ですが、診察・検査・入院料等は通常の高額療養費の対象です。令和6年度実績の技術料総額や、限度額適用認定証との関係、患者申出療養との違いもわかりやすく解説します。 老人ホーム費用は子どもが扶養義務で全額負担すべきと思われがちだが、実際は自分の生活を保った余力の範囲でしか義務が生じない「生活扶助義務」を解説 「親が老人ホームに入るなら、子どもである自分が費用を全額負担しなければならないのではないか」——そう思い込んで、無理な負担を抱え込んでしまう人がいるかもしれません。民法上の扶養義務には範囲があり、親子間の扶養義務は生活を無制限に支える生活保持義務ではなく、自分の生活を保ったうえでの余力の範囲にとどまる生活扶助義務です。老人ホーム費用について誰が払うべきかを厚生労働省の公式資料にもとづき整理します。 介護保険の住宅改修費は工事後に領収書を出せば戻ってくる?実際は着工前の事前申請が必須で、申請前の工事は給付対象外に。20万円の限度額と3段階リセットの仕組みを解説 対象となる工事の範囲と、福祉用具の支給限度額との違いも整理して紹介 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #国民健康保険 #扶養 #収入