【10月から天引き額が変わる】年金が月15万円なら、備えの現金は生活費6カ月分の「150万円」ではなく「60万円」 年金が月10万円なら90万円、11万1413円なら83万1522円。受給額ごとに置き直す 2026.09.18 04:21 公開 執筆者神田 翔平 現役のころに身についた「生活費の6カ月分を現金で持つ」という備え方は、年金を受け取り始めた時点で対象が入れ替わります。生活費を月25万円とすると、収入が途切れる前提なら150万円。年金が月15万円入るなら、埋めるのは差額の10万円だけなので60万円で足ります。10月は年金から引かれる保険料の額も切り替わる時期。土台の高さで必要な現金がどこまで変わるのかを確認します。 この記事のポイント 生活費を月25万円とすると、年金が月15万円なら備えの現金は60万円。年金がない前提で計算した場合とは、対象になる金額そのものが違う 受け取る額が月10万円なら必要な現金は90万円。月あたり5万円の違いが、6カ月分では別の桁に見えてくる 令和6年度の実績では受給額が10万円台前半から20万円台まで散らばる。自分がどの帯かで、置く現金の見当も変わる 記事の続きを読む 出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、この2階建ての高さが手元の現金にどう効くのかを確かめます。生活費を月25万円とすると、年金が月15万円なら不足は10万円で、6カ月分は60万円。年金がなければ150万円が必要です。同じ「6カ月分」でも対象が入れ替わるということで、月10万円ならいくらになるのかも、あわせてみていきましょう。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【厚生年金+国民年金】「月15万円以上」は49.8%でほぼ半々。届かない分は積立で埋めるしかない?女性の平均との差は3万8587円 老後に受け取る年金は、国民年金に厚生年金が積み上がる2階建ての形になります。ただし合計が毎月いくらになるかには開きがあり、厚生労働省の資料では平均が月15万289円、月15万円以上を受け取っている人は49.8%でした。届いていないと分かったとき、まず積立額を増やそうと考えがちですが、先に必要なのは埋めるべき差を数字にすることです。この記事では制度の仕組みと受給額の分布をたどっていきます。 【来月10月15日が支給日】「厚生年金」を月20万円以上もらう人は2割弱、平均15万289円をラインにすると受給者はほぼ半分に割れる 年金の次の支給日は10月15日。振り込まれるのは8月分と9月分の2カ月分です。通知書の金額を平均と見比べる方は多いのですが、厚生年金の受給額は1万円未満から30万円以上まで散らばっていて、いちばん人数が多いのは10万円台前半の帯でした。平均の15万289円で線を引くと受給者はおよそ半分に分かれ、月20万円以上に届くのは2割弱です。1万円刻みの人数分布から、平均が示していないものを確認します。 【2026年度の年金額】国民年金の満額は月7万608円。増えた分は「月1300円」、夫婦のモデル世帯はいくらに? 2026年度の年金額は、国民年金が1.9%、厚生年金が2.0%の増額改定となりました。金額にすると国民年金は満額で月7万608円、前年度からは月1300円のプラスです。一方で生命保険文化センターの調査をもとにした厚生労働省の資料によると、夫婦2人の老後の最低日常生活費は平均で月23万9000円でした。改定後の年金額がこの水準に対してどの位置にあるのかを確認していきます。 【10月15日は年金支給日】8月と振込額が違うのはなぜ?10月から本徴収に切り替わり、後期高齢者医療保険料は全国平均で年6935円増 厚生年金は65歳以上で「15万〜16万円台」、国民年金は「5万〜6万円台」。60歳代から90歳以上まで1歳刻みの平均月額はいくら? 年金だけでは生活できない?貯蓄を取り崩す高齢者は「約6割」 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #厚生年金 #国民年金 #年金月額 #公的年金