3. シワへの入り込みを防ぐ!クッションファンデーションの付け方のポイントは?

クッションファンデーションは、パフに含ませた液状のファンデーションを軽く叩くように仕上げる仕組み上、力の入れ方や動かし方によって、ほうれい線や目もとのシワへの入り込み方が大きく変わるアイテムだといわれています。

まず前提として、シワにファンデーションが溜まって見える現象の多くは、肌の溝が乾燥や表情の動きで一時的にくぼんだ状態に、液体やパウダーが物理的にたまり込むことで起こるとされています。厚みのある部分ほど溝との高低差が大きくなるため、量を多くのせるほど溝に入り込みやすくなる傾向があります。

パフで肌に乗せる際は、こすりつけるように動かすと摩擦で薄い皮脂膜が乱れ、かえってヨレやすくなることがあります。頬の広い面から中心に向かって、軽く押さえるように置いていく「タッピング」と呼ばれる動かし方が、均一な薄膜を作りやすい方法として知られています。ほうれい線や目もと周りなど動きの大きい部分は、あらかじめ量を少なめにしておき、必要であれば後から小さめのパフやスポンジの角で少量だけ足す方が、厚みの偏りを防ぎやすくなります。

土台となる保湿が不足していると、乾燥した溝に粉体が引き寄せられやすくなるとも言われています。ベースメイクの前段階で、シワが気になる部分に重ね付けするなど、保湿を丁寧に行っておくことも、入り込みを防ぐうえで欠かせない工程です。

仕上げにパウダーを重ねる場合も、クッションと同じ場所に重ねて厚塗りするのではなく、ブラシで余分な粉を払いながら薄くのせることで、シワへの溜まりを抑えやすくなります。マスクを着用する機会が多い方は、皮脂や摩擦によって化粧崩れが進みやすいため、Tゾーンや小鼻など皮脂の出やすい部分だけ、崩れにくい仕上げのパウダーを部分的に重ねておくのもひとつの工夫です。

同じアイテムを使っていても、肌質やそのときの肌状態によって仕上がりの持ちは変わってきます。気になる場合は、下地の量や重ね方を少しずつ調整しながら、自分の肌に合う付け方を見つけていくとよいでしょう。

4. 1世帯あたりの化粧品代は年間4万6208円!

総務省の2025年「家計調査」(2026年公表)によると、1世帯あたりの美容費(石けん類・化粧品)の「年間支出額は4万6208円」と増加傾向にあります。

内訳では「化粧クリーム(3805円)」や「化粧水(3516円)」が上位を占めており、日々の基礎化粧品への意識の高さが窺えます。

ここで、数字の奥を二つ見ておきたいと思います。一つは伸びのペースです。この8年でおよそ13.7%増えた一方、直近の2024年(4万5823円)から2025年への伸びは1%弱にとどまり、コロナ後の復調が一巡しつつある様子がうかがえます。もう一つは中身です。化粧クリームと化粧水だけで合わせて7000円を超え、ファンデーションや口紅といったメイク関連を上回っています。見せる化粧よりも、肌そのものを整える『土台』への支出が優先されている構図です。

【2026年最新データ】化粧水などの平均支出は?2025年「家計調査」から美容費の実態を解説
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ご自身の支出と比較して、美容代の適正バランスを見直してみてはいかがでしょうか。

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参考資料

樋口 郁美