電子部品メーカーの社名は、たいてい何を作っているかを教えてくれる。太陽誘電(6976)の「誘電」も、コンデンサの材料になる誘電体を指している。ところがこの会社には、名前が何も教えてくれない時期があった。私が長いあいだ電子部品の会社として見てきたこの銘柄は、かつて記録メディアを手がけていた。撤退から現在までを、株価と決算でたどる。
※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。
この記事のポイント
- 1950年の創業事業は磁器コンデンサだった。記録メディアはむしろ寄り道である
- 撤退後に集中した先で、営業利益率は19.5%から2.8%まで沈み、5.6%まで戻した
- 2027年3月期の通期計画は、期初の営業利益300億円から450億円へ引き上げられている
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次のページでは、「太陽誘電」の通期計画はどのように引き上げられたのか《1Qの黒字転換と、期初から引き上げられた通期計画》を確認します。