海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がTikTokで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護に取り組む「JAMBI DOG LOVER」さんのTikTokアカウント「@jambidoglover」の投稿。

投稿された動画には、深い井戸のような貯水槽に転落してしまった犬を助けようと、男性がロープを使って壁を伝いながら底まで下り、犬を担いで引き上げる様子が収められています。

執筆時点で841回再生、約128件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMOどうぶつ部
インドネシア語で投稿されたこの動画には、深い井戸に転落してしまった犬を助けようと、自ら井戸の中へ下りていった男性の姿が映っています。ロープ一本を頼りに壁を伝って底まで下り、身動きが取れなくなっていた犬を肩に担いで再び壁を登る——その一部始終に、TikTok上では「勇気に感動した」「ご自身の安全を懸けてまで助けてくれてありがとう」といった声が相次いで寄せられました。投稿には「命は尊いから、命を救う」という言葉が添えられており、多くのユーザーの心を打ったようです。
この記事の3つのポイント
  • 深い井戸に転落した犬をロープ一本で救出
  • 命がけの救助劇にTikTokで称賛の声
  • 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

1. 【深い井戸に転落していた犬】ロープ一本を頼りに男性が救出に向かう

保護された当時の様子1/2

保護された当時の様子

出所:@jambidoglover

動画は、コンクリート製の深い井戸のような貯水槽の内部を上から映す場面から始まります。底には水が溜まっており、そこに1匹の犬が取り残されている状況です。動画には「MAN CLIMBS INTO DEEP WELL TO RESCUE TRAPPED DOG; HIS COURAGE WINS HEARTS」(男性が深い井戸に入り、閉じ込められた犬を救出。その勇気が人々の心をつかんだ)というテロップが添えられています。

犬を助けるため、男性は用意されたロープを頼りに、円筒形の壁を伝いながら井戸の底へと下りていきました。滑りやすい壁面を慎重に下る様子からは、決して簡単な作業ではなかったことがうかがえます。動画のテロップには「He carried the helpless animal on his shoulder after reaching the bottom」(底に着いた後、なすすべのなかった動物を肩に担いだ)とも記されており、男性が犬を抱え上げて救出したことが伝わってきます。

2. 【無事に救出された犬】男性とともに地上へ、SNSでは安堵の声が

回復した現在の姿2/2

回復した現在の姿

出所:@jambidoglover

犬を担いだ男性は、再びロープを頼りに壁を伝って井戸を登っていきます。井戸の縁では周囲の人たちが見守っており、無事に男性と犬が地上へ戻ってきた様子が確認できます。投稿文には「Makasih ya orang baik, tak semua kita bisa dan mau melakukan ini, menyelamatkan nyawa seekor anjing dari kolam yang dalam, saving a life because a life is precious」(ありがとう、良い人よ。誰もがこれをできる、あるいはやろうとするわけではない――深い水場から1匹の犬の命を救うことを。命は尊いから、命を救う)と綴られており、投稿主が救助者への感謝と、命の重みを伝えるメッセージを添えていることがわかります。

コメント欄では

  • 「ご自身の安全を懸けて助けてくださった優しい方、ありがとうございます。いつも健康でありますように」
  • 「ドキドキしながら見ました。みんな無事でよかったです」

など、救助者をねぎらい、無事を喜ぶ声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMOどうぶつ部
今回ご紹介した動画で印象的だったのは、男性が迷いなくロープ一本を頼りに深い井戸へと下りていった場面です。取材ならぬ動画のリサーチを通じて改めて感じたのは、動物を助けたいという気持ちは万国共通だということ。言葉も文化も違う投稿にこれだけ多くの共感のコメントが寄せられているのを見ると、生き物の命を大切に思う気持ちに国境はないのだと実感します。一方で、井戸や貯水槽のような深い水場は大人でも命の危険を伴う場所です。もし身近な場所でペットや動物が転落する事故に気づいたときは、自己判断で無理に飛び込むのではなく、まずは周囲に助けを求め、安全を確保したうえで行動することを心掛けてほしいと思います。今回のように、勇気ある行動が一つの命を救うことがある一方で、二次被害を防ぐための冷静な判断も同じくらい大切です。読者の皆さんにも、動物の命を守るためにできることを、無理のない範囲で考えるきっかけにしていただければ幸いです。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料

LIMOどうぶつ部