3. 株主優待は増額も、継続保有1年未満は対象外に

MTGは8月4日、2026年9月期(2026年9月30日を基準日とする)株主優待制度の詳細も決定・発表しました。

100株以上を保有する株主に対し、MTG公式オンラインショップで使えるポイントを贈呈する内容です。

保有株式数:継続保有期間1年以上3年未満:継続保有期間3年以上

  • 100株〜499株:7,000ポイント:10,000ポイント
  • 500株〜999株:45,000ポイント:60,000ポイント
  • 1,000株〜4,999株:55,000ポイント:75,000ポイント
  • 5,000株〜9,999株:70,000ポイント:100,000ポイント
  • 10,000株以上:90,000ポイント:140,000ポイント

※1ポイント=1円換算。ポイント付与開始日は2027年1月15日以降、ポイント有効期限は2027年12月24日23時59分注文完了分まで。

前年(2025年9月期)の制度と比べると、継続保有3年以上の株主が受け取れるポイント数は、100株〜499株で8,000ポイントから10,000ポイントへ、10,000株以上では10万ポイントから14万ポイントへと、いずれの株数区分でも増額されています。

一方で見逃せないのが、優待の対象となる継続保有期間の区切りが変わった点です。

前年(2025年9月期)は「継続保有期間半年未満」の株主にも3,000ポイント〜3万5,000ポイントの優待が用意されていましたが、2026年9月期からは継続保有1年未満の株主向けの区分自体がなくなりました。

継続保有期間は、3月末・9月末の株主名簿に同一株主番号で連続して3回以上(1年以上の場合)記録されていることが条件となるため、2026年9月30日の基準日で優待を受け取るには、遅くとも2025年9月30日以前から同一株主番号で継続保有している必要があります。

今から新たに株式を取得する株主は、2026年9月期の優待は対象外となる点に注意が必要です。

4. 急伸後のMTG<7806>の株価水準

8月4日の終値7,400円から9月1日の9,080円まで駆け上がったことで、バリュエーション面でも変化が生じています。

9月1日終値の9,080円を基準にすると、PER(会社予想、修正後の1株当たり当期純利益279.66円で算出)は32.46倍、PBR(実績、2026年6月末時点の1株純資産1,534.9円で算出)は5.92倍、配当利回り(会社予想、修正後の年間配当37円で算出)は0.41%となります。

年初来安値(4,120円、2026年1月22日)と比べると9月1日終値は2倍超の水準にあり、年初来高値(9,400円、8月26日)からは3.4%ほど値を落としているものの、なお高値圏にある水準と言えそうです。

MTGの年間チャート1/1

MTGの年間チャート

出所:LIMO&ファイナンス

5. 記者コメント

MTGは3Q時点で純利益が通期計画の9割近くに達するなど、通期の上方修正にも十分な裏付けがある決算内容でした。

稼ぎ頭であるダイレクトマーケティング事業の高い利益率は、ReFaやSIXPADのブランド力を軸にした直接販売モデルの強みを示していると言えそうです。

一方で、配当予想は増額されたものの、株価上昇に伴って配当利回りは0.40%程度にとどまっています。

株主優待についても、増額の恩恵を受けられるのが継続保有株主に限られる制度に変わっており、これから株式の取得を検討する場合は、業績や株価の動向を軸に判断する必要がありそうです。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。

参考資料

高原 祥子