3. 100株保有から対象に、ヤマダHDの株主優待の中身
ヤマダHDは、3月末・9月末を基準日とする株主優待制度を設けており、100株以上を保有する株主に「株主様お買物優待券」を贈呈しています。優待券はヤマダデンキの国内各店舗(一部FC店舗を除く)およびIDC OTSUKA(ブランドショップを除く)で利用できます。
税込1,000円以上の買物につき1,000円ごとに1枚(500円分)使用できます。
9月末を基準日とする優待内容は、保有株数別に次の通りです(発送は12月中旬、有効期限は翌年6月末まで)。
保有株数:優待券の金額(枚数)
- 100株~499株:1,000円分(2枚)
- 500株~999株:3,000円分(6枚)
- 1,000株~9,999株:5,000円分(10枚)
- 10,000株以上:25,000円分(50枚)
なお、3月末を基準日とする優待は、100株~499株で500円分(1枚)、500株~999株で2,000円分(4枚)などとなっており、1,000株未満の場合は、9月末の優待の方が手厚い設定です。
3.1 権利付き最終日は9月28日
株主優待を受け取るには、基準日である9月30日の2営業日前までに株式を買い付けている必要があります。
権利付き最終日は28日、この日を過ぎて売却しても優待の権利が確定する権利落ち日は29日となります。
優待券は通信販売や修理代金、レストラン、テナント店舗などでは利用できないなど細かい制限がありますが、家電量販店を日常的に利用する層にとっては、白物家電や季節家電を購入する際の実質的な割引として使える優待といえます。
株主優待の内容や条件は将来変更・廃止される可能性があるため、利用の際は必ず公式サイトで最新情報を確認してください。
4. バリュエーション面ではどんな水準にあるのか
8月28日の終値(706.2円)をもとにしたバリュエーションは、PER(会社予想)が16.88倍、PBR(実績)が0.74倍、配当利回り(会社予想)は2.41%となっています。
年初来高値(768円、7月29日)からは約8%低い水準まで調整した一方、年初来安値(515円、4月30日)と比べればなお4割近く高く、PBRは依然として1倍を下回る水準で推移しています。
ヤマダHDの年間チャート1/1
出所:各データより筆者作成
5. 記者コメント
ヤマダHDの1Q決算は、主力のデンキ事業がエアコンの買い替え特需を捉えて増収増益を確保した一方、住建セグメントは資材高・販促費増でコスト面が重荷となる、明暗の分かれる内容でした。
通期の会社予想・配当予想はいずれも据え置かれており、今後の四半期でこのペースを維持できるかが焦点になりそうです。
9月末の株主優待の権利付き最終日は9月28日で、家電量販店を日常的に利用する株主にとっては使いやすい優待だけに、取得を検討している場合はスケジュールに注意しておきたいところです。
【免責事項】
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
参考資料
- 株式会社ヤマダホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月6日発表)
- 株式会社ヤマダホールディングス「2027年3月期 第1四半期決算説明会資料」(2026年8月6日発表)
- 株式会社ヤマダホールディングス「株主優待制度」
高原 祥子