4. 【年金一覧表で比較】年金が月8万円なら平均とどれだけ違うのか
自分の年金が平均とどれだけ離れているかは、金額の差で確かめられます。ここでは年金が月8万円というケースを取り上げます。
比べる相手は、厚生年金の平均月額15万289円です。
4.1 年金月8万円は平均を月7万289円下回る
- 自分の年金月額:8万円
- 厚生年金の平均月額:15万289円
- 平均との差:月-7万289円
- 年間の差:-84万3468円
- 20年間の差:-1686万9360円
平均との差は月7万289円です。年間では84万3468円、20年間受け取り続けると1686万9360円の違いになります。
※平均15万289円は基礎年金を含んだ厚生年金の金額です。国民年金のみを受け取る場合の平均は5万9310円ですので、比較の対象が異なります。
月8万円という水準は、国民年金の平均5万9310円は上回るものの、厚生年金の平均には届きません。厚生年金の加入期間が短かった場合に近い金額です。
4.2 【差の埋め方】月7万289円をどう補うか
平均より少ないからといって、生活が成り立たないわけではありません。持ち家か賃貸か、配偶者の年金があるかどうかで必要な金額は変わります。
差額を働いて埋めるなら、月7万289円の収入が目安になります。時給1200円なら月58時間ほどの勤務にあたります。
貯蓄から埋める場合は、20年で1686万9360円が必要という計算です。働く期間と取り崩しを組み合わせて考えることになります。
確かめておきたいのは世帯としての受取額と支出です。夫婦であれば2人分のねんきん定期便を並べ、世帯の合計を出してみてください。
5. 【まとめ】年金一覧表の平均と制度改正から見通しを立てる
2025年6月に成立した年金制度改正法では、社会保険の加入対象の拡大や在職老齢年金の見直し、遺族厚生年金の男女差の解消などが決まりました。
2026年度の年金額は国民年金が1.9%、厚生年金が2.0%の増額で、4年度連続のプラス改定です。
平均年金月額は厚生年金が15万289円、国民年金が5万9310円でした。自分の見込額はねんきん定期便で確かめられますので、平均と並べてみてください。
参考資料
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「年金統計情報(厚生年金保険・国民年金事業の概況)」
三石 由佳