3. 【令和8年成立】医療保険制度の大改革!いつから・何が変わる?
令和8年5月に成立した「健康保険法等の一部を改正する法律案」では、私たちの生活に直結する改正が高額療養費の他に4つあります。
3.1 OTC類似薬の薬剤給付の見直し(公布後1年以内)
市販薬で代替可能な一部の医薬品について、保険適用は維持されつつも、薬剤料の4分の1相当が窓口での追加負担となります。こどもや難病患者などへの特例措置も検討されています。
3.2 後期高齢者医療における金融所得の公平な反映(公布後5年以内)
不公平を解消するため、上場株式の配当等の金融所得も窓口負担割合の判定に反映されるようになります。個人の事務負担が新たに増えることはありません。
3.3 妊娠・出産に対する支援の強化(公布後2年以内)
出産の標準的な費用を医療保険から施設に直接支払う仕組み(現物給付化)が導入され、定額の現金給付など幅広い支援策が検討されています。
3.4 子育て世帯の保険料負担軽減(令和9年4月1日)
国民健康保険において、子どもに係る均等割保険料を半額にする軽減措置の対象が、これまでの未就学児から「高校生年代まで」へと大きく拡大されます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)