4. まとめ:データから紐解く高年収への影響要因
令和6年分の調査結果から明らかになった通り、男性の給与所得者の中で年収1000万円超を稼ぎ出している人の割合は9.7%でした。全体の水準である6.2%は上回っているものの、女性の1.6%という数字と比較すると大きな隔たりがあります。
男性の平均給与は年齢の上昇とともに順調に伸びていき、55〜59歳のタイミングで734.6万円の最高値に達します。
また、業界ごとの違いに目を向けると、男性平均が900万円近くまで跳ね上がる業種がある一方で、300万円を下回る業種も存在するのが現実です。
年収1000万円という目標を現実のものにするためには、年齢による経験の蓄積だけでなく、どの業種を選ぶかという戦略的な視点の双方が強く影響してきます。
元銀行員として資産形成の相談を受ける中でも、家計管理や貯蓄・投資の習慣が将来の資産額を左右するケースを数多く見てきました。収入を増やすことに加え、計画的に資産を育てる視点も長期的な家計づくりでは欠かせないでしょう。
参考資料
中本 智恵
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員/金融ライター
2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて主にリテール営業に従事した。とくに銀行では国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険、住宅ローンなどの販売に携わり、全国表彰歴あり。金融機関勤務後は経験を活かし、株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチ(旧:株式会社ナビゲータープラットフォーム)に入社。
現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部にて、厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修をおこなっている。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。(2025年8月25日更新)