2. 【新NISAほったらかし投資】成功させる4つの条件
「ほったらかし投資」で失敗しないため、知っておきたい4つのポイントを解説します。
2.1 条件①:株式の比率を厚めに 積立投資は必要利回りが高い
1つ目のポイントが「株式比率を高めにすること」です。低利回りによる目標額への未達を避けるため、比較的リターンが高い株式の比率を高めるようおすすめします。
積立投資は小さい額で運用を始めるため、一括投資と比べると必要な利回りは高くなります。
例えば、10年後に2000万円を目指す場合、最初に1000万円を投資できるなら利回りは7.2%で十分です。しかし、毎年100万円を積み立てる計画だと、必要な利回りは12.4%に上昇します。
株式は一般にリスクが高い分、リターンにも期待できる資産です。比率を下げ過ぎず、ある程度はポートフォリオに組み込むようにしましょう。
2.2 条件②:「インデックス型」を選ぶ 「アクティブ型」より優秀な実績
続いて「インデックス型」を中心に選ぶこともポイントです。インデックス型とは、日経平均株価やS&P500のように、特定の指数(=インデックス)への連動を目指して運用する投資信託を指します。
インデックス型を選びたい理由は良好な運用実績です。つみたて投資枠の対象ファンドは、より高いパフォーマンスを目指す「アクティブ型」よりもインデックス型の方が高い利回りを残してきました。
【つみたて投資枠対象インデックス型ファンドの5年実績リターン】
- 国内株式型:15.2%(同アクティブ型:9.7%)
- 先進国株式型:23.2%(同15.5%)
- グローバル株式型:21.0%(同12.7%)
- バランス型:10.2%(同11.7%)
※2025年末(年率)
出所:金融庁『「国内運用会社の運用パフォーマンスを示す代表的な指標(KPI)の測定と国内公募投信についての諸論点に関する分析」の公表について』
優秀なアクティブ型もあるはずですが、「ほったらかし投資」なら銘柄を選別する労力も抑えたいところです。インデックス型が無難といえるでしょう。
※これは過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。直近10年は米国株を中心とした歴史的な上昇相場であった点に留意が必要です。
2.3 条件③:信託報酬が低い銘柄を選ぶ 長期でリターンの差に
3つ目のポイントが信託報酬(運用管理費用)です。投資信託の保有中に毎営業日かかるコストで、運用が長期になるほどリターンに与える影響が大きくなります。
銘柄を選ぶ際は、できるだけ信託報酬が低い銘柄を選びましょう。信託報酬は目論見書(もくろみしょ)などに記載されています。
2.4 条件④:無理のない積立額を設定する 長期運用で「複利効果」を最大化
4つ目のポイントが積立額です。無理なく続けられるよう、積立額は生活に影響しない範囲で設定しましょう。
「ほったらかし投資」は、長く運用することで利益を積み上げる「複利効果」に期待できますが、頻繁に売買するとこの効果が弱まり、運用効率の低下が懸念されます。
目安として、当面の生活費や緊急時の出資に備える「生活防衛費」を確保したうえで、積み立ては月々の収支に影響しない金額で行うことが大切です。
