2. 「厚生年金と国民年金」のモデル年金とは?推移を見る

日本年金機構や厚生労働省からは、毎年「モデル年金」なる金額が公表されています。その定義は以下のようになっています。

2.1 【モデル年金】誰の分の年金か

  • 夫婦二人の基礎年金と夫に支給される報酬比例年金

2.2 【モデル年金】どんな夫婦がもらえる年金か

  • 平均的な収入(例えば令和8年度では平均標準報酬(賞与含む月額換算)45.5万円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

つまり、平均的な収入を得ていた元会社員の夫+専業主婦の妻などの合計年金です。

会社員の方は厚生年金に加入しますが、専業主婦は国民年金(基礎年金)のみ。よって、2人分の国民年金と1人分の厚生年金というわけです。

この前提をもとに、過去の推移を確認してみましょう。

2.3 【モデル年金】過去からの推移

  • 令和8年度:23万7279円
  • 令和7年度:23万2784円
  • 令和6年度:23万483円
  • 令和5年度:22万4482円
  • 令和4年度:21万9593円
  • 令和3年度:22万496円
  • 令和2年度:22万724円

マクロ経済スライドや物価・賃金変動率の反映により、令和4年度までは微減や据え置きの傾向がありました。令和5年度以降は物価上昇率と賃金上昇率がマクロ経済スライド調整分を上回ったことによりプラス改定が続き、年金額が上昇していることがわかります。