6. 監修者コメント:複数ある「申請主義」の制度を、まとめて確認する方法

中本 智恵

日々お金のニュースに触れていると、加給年金や年金生活者支援給付金のような各種給付を「年金に自動的に上乗せされる」と誤解されている方が少なくありません。実際には、これらはすべて申請主義の制度であり、ご自身から年金事務所やハローワークに手続きをしなければ、対象であっても支給されません。

特に加給年金は、老齢厚生年金の請求手続きの中に組み込まれているケースが多く、配偶者の年齢や加入期間の確認が漏れていると、本来受け取れるはずの金額を見逃してしまうことがあります。年金請求書を提出する際は、「加給年金の対象になっていないか」を必ず確認する一言を添えるとよいでしょう。

雇用保険の給付についても同様で、再就職手当・高年齢雇用継続給付・高年齢求職者給付金はそれぞれ申請窓口や必要書類が異なります。60歳前後で働き方が変わるタイミングでは、年金事務所とハローワークの両方に相談し、ご自身が使える制度を一度まとめて確認しておくことをおすすめします。

参考資料

中本 智恵