3. 「DAZN Standard」契約者が気をつけるべき「退会のタイミング」
先の騒動に関して該当するのは「DAZN Soccer」の契約者ですが、「DAZN Standard」を契約した人も対岸の火事ではありません。
なぜならば、DAZNの退会には「30日前退会通知期間(以降、30日前ルール)」という特殊ルールがあるからです。
これは月間プランの場合に発生するルールで、「解約手続きをした日から30日間は料金が発生し続ける」というものです。
ジムや習い事などリアルな月額サービスではよく見かけますが、デジタルコンテンツのサブスクで採用しているのはレアなので、規約から見落としている方も多いでしょう。
W杯開幕日に入会した場合を例にすると、以下のようなイメージです。
- 契約日:6月12日(W杯の開幕日)
- 退会手続きした日:7月20日(決勝終了直後)
- 正式な退会日:8月19日(手続きの30日後)
つまり、2ヵ月の契約を想定していたのに、正式な退会日は8月19日となるため、2ヵ月目の月額料金が満額発生するだけでなく、3ヵ月目の日割り料金まで追加で請求されてしまいます。
従来のユーザーからも評判の悪い仕様ですが、W杯閉幕時には認知していなかったユーザーからの不満が爆発することは十分に考えられます。
著者
1990年生まれ。福岡県福岡市出身。明治大学文学部史学地理学科卒。2023年に株式会社モニクル傘下の株式会社モニクルリサーチに入社。
モニクルリサーチ入社前は株式会社BCNで、デジタル生活を応援するランキング情報誌「BCNランキング」、流通業界特化の専門紙「BCN RETAIL REVIEW」、家電・グルメ・マネー・ヘルスケア・ライフスタイルの最新トレンドを発信するニュースサイト「BCN+R」、法人向けIT業界特化の専門紙「週刊BCN」などの媒体で編集・記者として10年間活動。業界のキーパーソンを数多く取材し、1000本以上の記事を執筆する。
専門領域は家電全般、テクノロジー、ポイ活、リテールなど。家電やテクノロジーの分野では、定量的なデータに基づく正確な市場分析とユーザー目線の忖度のないレビューを得意とする。ポイ活の分野では、関係者への取材と実践を通して得た知識をもとに、消費者に利便性を分かりやすく伝える記事を多数執筆。セミナーや座談会のモデレーターも務める。
スポーツ競技に幅広い見識があり、特に野球は年間300試合以上を観戦するなど、熱烈な愛情を持っている。スポーツビジネスを経済的な観点で分析する記事の執筆にも力を入れている。その他、世間で話題になったトレンドを幅広くウォッチしており、ジャンルを横断した独自の分析記事も制作している。
最終更新日:2027/07/14