いよいよ開幕した「2026 FIFAワールドカップ(以下、W杯)」。連日、観戦に熱が入っている方も多いのではないでしょうか。

そんななか、Xで「東京都 水道・下水道(@tocho_suido)」が投稿した日本vsオランダが行われた時間帯の「配水量の変化」のグラフが、執筆時点で1.3万いいねがつくなど話題になっています。

1. 朝5時から行われた日本のグループリーグ初戦

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kovop/shutterstock.com

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2026年6月12日(日本時間)に開幕した今大会は、初の3か国でアメリカ・カナダ・メキシコのスタジアムで試合が開催されています。

そのため、試合の開始時間は早朝の時間帯に偏っており、リアルタイムで観戦するハードルが高くなっています。

もっとも2026年6月15日の5時にキックオフした「FIFAワールドカップ2026・日本×オランダ」は、多くの方がハードルに負けず、リアルタイムで観戦したようです。

ビデオリサーチの調査(日報)によると、NHKで中継された「FIFAワールドカップ2026・日本×オランダ」(5:00〜7:03)の平均視聴率は世帯視聴率27.1%、個人視聴率14.8%を記録しました。

2. 日本×オランダで起きた配水量の変化に注目

日本×オランダの試合後に話題になっているのが、東京都 水道・下水道が投稿した試合時間中の「配水量の変化」です。

大きなイベント時にはユーザーの水使用量は急激に変動することがあるため、東京都水道局では事前に水量・水圧を調整するなど、安定した水の供給に努めているそうで、今回の試合でも配水量には細心の注意を払っていたようです。

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出所:東京都水道局

出所:東京都水道局

投稿されたグラフをみると、深夜から朝にかけて配水量が増えているのは試合が開催された月曜日(6月15日)も前週の月曜日(6月8日)も共通していますが、6月15日はところどころで突発的な波が起きていることが分かります。

もっとも大きな波が起きている時間帯は、試合のハーフタイム中。これはテレビやスマートフォンで観戦していた方が、トイレや身支度などで水道を使用していたためと推測されます。

ここまでは、従来のW杯と変わりませんが、注目したいのは、ハーフタイム中以外にも小さな波が何回か起きていることです。

試合の状況と照らし合わせてみると、小さな波が起きた時間帯は今大会で採用されている新ルール「ハイドレーションブレイク」の時間であることが分かります。

3. W初導入の新ルール「ハイドレーションブレイク」とは?

「ハイドレーションブレイク」とは、酷暑による熱中症対策や疲労軽減を目的に設けられる「3分間」の水分補給タイムです。

各試合の前半・後半でそれぞれ1回、計2回設けられており、チームにとっては戦術を修正する時間としても機能しています。

W杯では今大会が初導入で、開幕前から話題になっていました。

サッカーは目が離せない展開が続くスポーツなので、進行している間はテレビの前から動けない方も多いですが、ハイドレーションブレイクはそんな視聴者にとっても絶好のトイレタイムになった模様。

2022年12月6日に実施されたカタール大会・日本vsクロアチアの試合中の配水量と比較してみると、ハーフタイム中の波は今大会の日本vsオランダよりも大きいことが分かります。

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出所:東京都水道局

出所:東京都水道局

ハイドレーションブレイクはトイレの時間帯の分散にもつながっているようです。

4. 「すごく面白い!」「納得」の声

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zedspider/shutterstock.com

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SNSでは東京都 水道・下水道の投稿に、大きな反響が広がっています。

  • 「こういう時事ネタに絡めた投稿は面白いし勉強になる」
  • 「休憩時間になると皆トイレ行くんだw納得」
  • 「サッカー見てて水なんか使わんだろと思ったらトイレか!笑」

といったコメントが見受けられました。

水道局が事前に水量・水圧を調整していることに驚いている方も多く、

  • 「水道局さん、いつも本当にありがとうございます!」
  • 「サッカーは時間が読めるけど、野球とかは難しそう」

などの反応もありました。

W杯はまだ始まったばかり。水道局で働く方にとっては、日本から応援するファン以上に早朝開催の苦労は大きそうです。ハーフタイム中には用を足すついでに、見えないところでインフラを守っている方たちに感謝したいですね。

参考資料

東京都水道局
東京都水道局「イベント放映時等における水使用量の変動」
@tocho_suido

大蔵 大輔