5. 不動産運用としてのJ-REITの特性

J-REITへの投資は、有価証券の売買益のみを追求する手法とは異なります。

「物件から生じる賃料収入」を原資として分配を行う仕組みのため、現物の不動産投資に近いインカムゲインを確保しやすい点が特徴です。

自身が間接的に保有している施設を実際に訪れ、その稼働状況を肌で感じられることも、投資主という立場ならではの要素といえるでしょう。

5.1 他用途の不動産への展開

今回はホテルを主軸とする銘柄を取り上げましたが、J-REITの投資対象は多岐にわたります。

商業施設・物流施設・住宅・オフィスなど、多様な不動産分野へ少額から分散投資を行う選択肢も豊富です。ご自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて、銘柄を選んでみてはいかがでしょうか。

6. J-REITは「NISA」も使える

J-REITは新NISAの「成長投資枠」を用いて購入することが可能です。

通常の特定口座(課税あり)を利用した場合は、分配金に対して20.315%の税金が課されるため受取額が減少しますが、NISA口座を適用すればこれが非課税となります。

NISAのしくみ3/3

NISAのしくみ

出所:金融庁「NISAを知る」

  • 特定口座(課税あり): 約49,512円(手取り)
  • NISA口座(非課税): 62,124円

NISAにおける非課税の恩恵は分配金に留まりません。

将来的に投資口価格が上昇した段階で、売却により得られる運用益(譲渡益)についても課税対象とならず、全額を手元に確保することが可能となります。

【免責事項】

  • 投資にはリスクが伴います。
  • 本記事は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を意図するものではありません。

参考資料

和田 直子