3. 物価高で激変? 20歳代〜30歳代前半が求める「3共」の夫婦像とは

このように、ライフイベントによる負債の増加や貯蓄格差が広がる中で、若い世代の「お金に対する価値観」はどのように変化しているのでしょうか。

株式会社スマートバンクが、結婚願望のある23歳から31歳までのZ世代(現在の20歳代〜30歳代前半)を対象に行った調査(2026年)では、非常に興味深い結果が出ています。

昨今の物価高騰の影響で「結婚観」に変化があったかを尋ねたところ、57.8%が「変化があった」と回答しています。

さらに、将来の夫婦像として新しい基準である『3共(共働き・共有・共同)』を求める声が顕著になっています。

  1. 【共働き】将来の働き方として、男性の72.0%、女性の68.5%が「夫婦ともにフルタイム」を希望しており、時短等を含めると98.3%が共働きを前提としています。
  2. 【共有】結婚する前に「家計管理のルールや分担」について具体的に話し合っておきたいと答えた人が、男性で70.1%、女性で79.2%にのぼりました。
  3. 【共同】そして、新NISAなどに「パートナーと協力して取り組みたい」と答えた人が、男女ともに7割以上(男性74.8%、女性76.9%)という結果になりました。

物価高などの不安から、単独で資産を築くのではなく、「夫婦で価値観を共有し、協力して家計を管理・運用していく」という現実的な姿勢が、今の30歳代を中心とした世代のスタンダードになりつつあるのかもしれません。