4. 忘れてはいけない!年金から「天引き」されるお金
さらに注意が必要なのは、ここまで確認してきた平均年金額はあくまで「額面」であり、すべて手元に入るわけではないという点です。
年金は現役時代の給与と同様に、税金や社会保険料が差し引かれる(天引きされる)仕組みとなっているため、実際に手元に残る金額(可処分所得)は表示額よりも少なくなります。
4.1 老齢年金から天引きされる税金や社会保険料にはどんなものがある?
年金から控除される主な税金や社会保険料としては、次のようなものが挙げられます。
- 直接税(所得税、個人住民税)
- 社会保険料(国民健康保険料・後期高齢者医療保険料などの健康保険料、介護保険料)
住んでいる地域や年金額によって引かれる金額は異なりますが、たとえば65歳以上の無職夫婦世帯の平均では、収入に対しておよそ12〜13%程度が非消費支出として差し引かれるケースが多くなっています。
実際の受給額には個人差があるものの、こうした「物価高」と「税・社会保険料の天引き」というダブルパンチを考慮すれば、「年金だけで」老後を過ごすことに不安を感じる方が多数派であるのもうなずけます。