猛暑が続く暑い夏は、庭仕事に時間を取られることなく、できればお金をかけずにきれいな花を楽しみたいものです。そんなときに重宝するのが、夏の暑さに強く、植えっぱなしで毎年夏に開花する植物たち。

費用をかけず手間も省きながら、毎年安定して花が咲く庭は、ガーデナーにとって理想的なローコストガーデンといえるでしょう。今回は、一度植えれば毎年美しく夏を彩ってくれる多年草を5種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、近年の記録的な猛暑の中で、お金をかけずに暑さに強い花を育てるコツについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「植えっぱなしで毎年夏に花が咲く暑さに強い植物」にまつわるあれこれ

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青紫の花を咲かせているアガパンサス

Best smile studio/shutterstock.com

  • お金をかけない庭づくり!植えっぱなしで毎年夏に花が咲く「暑さに強い植物」5選
  • 暑さに強い花を育てる《節約ガーデニング》3つのコツ
  • 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

2. お金をかけない庭づくり!植えっぱなしで毎年夏に花が咲く「暑さに強い植物」5選

2.1 半日陰でも育ち、気品あふれる立ち姿が美しい花「アガパンサス」

アガパンサス2/11

気品あふれる立ち姿が美しい「アガパンサス」

Akarawut/shutterstock.com

梅雨時から夏にかけて、すっと伸びた長い茎の先に涼しげな青紫や白の花を咲かせるアガパンサス。気品ある凛とした立ち姿は、夏の庭に洗練された雰囲気を与えてくれます。

病害虫の心配もほとんどありません。自然と株が増え、年を経るごとに豪華で見応えのある大株へと育っていきます。

※参考価格:400円~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 初夏~晩秋ずっと咲く蝶のような小花がナチュラルな「ガウラ」

ガウラ3/11

蝶々のような小花がかわいらしい「ガウラ」

Opachevsky Irina/shutterstock.com

ガウラは細くしなやかな茎の先に、蝶のような小花が数多く開花。初夏から晩秋まで、途切れることなく咲き続ける開花期の長さが魅力です。

見た目以上に強健な性質で、痩せた土地でも元気に育つため、多くの肥料を必要としません。ほかの草花ともうまく調和し、ナチュラルで爽やかな風景を演出します。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.3 花色豊富で、ユリに似た花を咲かせる「ヘメロカリス」

ヘメロカリス4/11

カラバリ豊富で、ユリに似た花を咲かせる「ヘメロカリス」

Wirestock Creators/shutterstock.com

ユリに似た華やかな花を咲かせるヘメロカリス。「デイリリー」という別名で呼ばれるように、咲いた花は1日で終わってしまいますが、1本の茎に多くのつぼみをつけ、毎日交代で新しい花を咲かせます。

カラーバリエーションも豊富で、庭を明るく元気に彩りたいときにおすすめの植物です。

※参考価格:500円~1000円前後(3号ポット苗)

2.4 小さなコスモスのような花が可憐な「コレオプシス」

コレオプシス5/11

小さなコスモスのような黄色い花が可憐な「コレオプシス」

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コレオプシスはコスモスを小さくしたような愛らしい花が魅力。黄色やピンクの明るい色の花が株をおおうように開花し、細く繊細な葉も涼しげです。

日当たりさえよければ元気に生育し、土質も選びません。こぼれ種からも旺盛に発芽して広がる品種を選べば、グランドカバーとしても利用できます。

一年草の品種もあるため、タグを確認してから購入しましょう。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.5 燃えるような花色がエキゾチックな「クロコスミア」

クロコスミア6/11

燃えるような花色がエキゾチックな「クロコスミア」

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燃えるような鮮やかな赤やオレンジの花を、連なるように咲かせるクロコスミア。夏の庭を華やかに彩る春植え球根植物です。

細長くシャープな葉の間からアーチ状に茎を伸ばし、次々と咲く花がエキゾチック。一度植えれば土の中で球根が増えていくため、数年後には見事な群生が楽しめます。

※参考価格:100円~150円前後(球根1球)

3. お金をかけずに暑さに強い花を育てる3つのコツ

3.1 株分けとこぼれ種でかしこく増やす

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剪定ばさみで植物をカットしている様子

photowind/shutterstock.com

多年草は年々株が大きく育つため、春や秋に株分けをすることで手軽に数を増やせます。また、こぼれ種で自然に翌年発芽するタイプを選べば、苗を買い足す必要はありません。

最初の苗代だけ出費して、2年目以降はどんどん増やしていくのが、ガーデニングをローコストで楽しむコツです。

3.2 マルチングで水やりの回数を減らす

強い日差しに照らされることで起こる「土の乾燥」と「地温の上昇」は、株元をおおうマルチングで解決できます。バークチップなどをわざわざ買わなくても、庭の剪定枝を細かくしたものや、腐葉土などでも十分です。

これによって土の水分が蒸発するのを防ぎ、毎日の水やりにかかる水道代を削減できます。さらに、やっかいな雑草が生えるのを抑える効果もあるため、一石二鳥といえるでしょう。

3.3 梅雨前の切り戻しで蒸れを防ぐ

日本の夏特有の高温多湿を乗り切るには、梅雨前の切り戻しが効果的です。本格的な暑さが来る前に、茂りすぎた茎や葉を切り戻して、風通しをよくしておきましょう。

株元の蒸れを防ぐことで、病気や根腐れで枯れるリスクを減らすことができます。

4. 暑さに強い多年草でお財布に優しく華やかな夏の庭を

ガーデニングは、お金をかけたり、汗を流してお世話をしたりすることだけが正解ではありません。自然の力をうまく借りれば、お財布にも時間にも優しい、理想の庭をつくることができます。

一度植えたらあとは自然にお任せして、気楽にガーデニングをすることが、庭との暮らしを長く楽しむ秘訣です。この夏は暑さに強い多年草で、ローコストで華やかな庭づくりをしてみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?8/11

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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