夏のガーデニングは、強い日差し対策や水やりなどの管理が大変です。「なるべく手間をかけず、秋が深まるまで長く楽しみたい」という願いをかなえてくれるのが、暑さに強い3苗の植物でつくった寄せ植え。

初夏から晩秋まで花を咲かせ、玄関回りに華やかな彩りを添えてくれます。今回は「草姿や質感のバランス」をテーマに、暑さに強い3苗の組み合わせ3例を、参考価格とともにご紹介します。

1. この記事で紹介する「暑さに強い3苗でつくる初夏から晩秋まで楽しめる寄せ植え」3例

1/14

青紫のサルビアの花

arikbintang/shutterstock.com

  • 狭いスペースでも映える「立体感&スマート」な寄せ植え
  • 比較的乾燥に強い「ドライ&スタイリッシュ」な寄せ植え
  • 季節の移り変わりを演出する「ナチュラル&シック」な寄せ植え

記事の最後では「植木鉢の号数とサイズの一覧」も、わかりやすくお伝えします。

2. 狭いスペースでも映える「立体感&スマート」な寄せ植え

2.1 サルビア・ファリナセア×ニチニチソウ×ワイヤープランツ

横に広がりにくく、縦のラインを強調することで、狭いスペースや細身の鉢でも見映えがする組み合わせです。形の異なる「直線」と「ドーム状」、そして「繊細な質感」を重ねて立体感を演出しています。

サルビア・ファリナセア2/14

青紫のサルビア・ファリナセア

Shebeko/shutterstock.com

ニチニチソウ3/14

中心が濃いピンク色の、白いニチニチソウ

Michael_Hadi/shutterstock.com

ワイヤープランツ4/14

ワイヤープランツの葉

slyz_garden/shutterstock.com

サルビア・ファリナセアはまっすぐに立ち上がるシャープな花穂が爽やか。寄せ植えに美しい縦のラインをもたらす主役です。初夏から晩秋まで次々と新しい穂を立ち上げ、寄せ植えをスマートにまとめます。

ニチニチソウは名前どおり毎日新しい花が咲くのが特徴。主役の足元をこんもりとした草姿で華やかに埋める名脇役です。寄せ植えにボリュームのある安定感を与えてくれます。

ワイヤープランツは針金のように細く黒っぽい茎が横に広がるリーフプランツ。ツヤのある小さな丸葉がリズミカルに連なる姿は、寄せ植えになめらかな動きと軽やかさを添えてくれます。

※参考価格

サルビア・ファリナセア:300円~600円前後(3号ポット苗)
ニチニチソウ:200円~600円前後(3号ポット苗)
ワイヤープランツ:200円〜500円前後(3号ポット苗)

3. 比較的乾燥に強い「ドライ&スタイリッシュ」な寄せ植え

3.1 ポーチュラカ×観賞用トウガラシ×グレコマ

「夏の水やりが大変」「ベランダが照り返しで乾燥しやすい」という、夏ならではの困りごとを解決してくれる、乾燥に強い植物の組み合わせです。それぞれの葉色や質感の違いも魅力のひとつです。

ポーチュラカ5/14

ピンクや黄色など、色とりどりのポーチュラカ

Thijs de Graaf/shutterstock.com

観賞用トウガラシ6/14

カラフルな実をつけた観賞用トウガラシ

nalinratphi/shutterstock.com

グレコマ7/14

白い斑入りのグレコマの葉

mizy/shutterstock.com

ポーチュラカはぷっくりとした多肉質の葉がユニーク。赤・黄色・オレンジ・ピンクなどビビッドな花色が多く、真夏の直射日光の下でも次々と鮮やかな花を咲かせます。

観賞用トウガラシはカラフルな実とダークカラーの葉が魅力。宝石のような光沢感がある実が、緑・紫・赤・黄色・オレンジなどに変化する様子が楽しめます。

グレコマは丸みのある葉の縁に、柔らかな白い斑が入るリーフプランツ。旺盛に伸びる美しい葉が鉢からしだれ、風に揺れる姿が涼やかです。

※参考価格

ポーチュラカ:200円~600円前後(3号ポット苗)
観賞用トウガラシ:200円~500円前後(3号ポット苗)
グレコマ:300円~400円前後(3号ポット苗)

4. 季節の移り変わりを演出する「ナチュラル&シック」な寄せ植え

4.1 センニチコウ×ルドベキア×エボルブルス

自然な野の風景を切り取ったような立体感と、時間が経つほどに増していくシックな風情を楽しめる組み合わせです。初夏から晩秋まで、季節の移ろいを演出してくれます。

センニチコウ8/14

ボール状に咲いている、赤紫のセンニチコウの花

By Jibond/shutterstock.com

ルドベキア9/14

ヒマワリに似たルドベキアの花

Lyydia Juntti/shutterstock.com

エボルブルス10/14

青い小花を咲かせているエボルブルス

Sunshower Shots/shutterstock.com

センニチコウはカサカサとした愛らしい花が特徴。花持ちがよく、季節が変わっても色あせることなく、深まりゆく秋の寄せ植えを優雅に彩ります。

ルドベキアはヒマワリのような花が夏の寄せ植えにぴったり。鮮やかな黄色の花弁と黒く硬い花芯とのコントラストが美しく、秋の野原を切り取ったような景観を作ります。

エボルブルスは茎をほふくするように伸ばすグランドカバープランツ。涼しげな濃いブルーの花を咲かせ、寄せ植えに横と下への広がりを与えます。

※参考価格

センニチコウ:200円~500円前後(3号ポット苗)
ルドベキア:200円~500円前後(3号ポット苗)
エボルブルス:400円~600円前後(3号ポット苗)

5. 暑さに強い3苗の寄せ植えで初夏から晩秋までの彩りを

たった3苗でも暮らしに豊かな彩りを添えてくれる寄せ植え。植物の形や質感の対比をテーマにした寄せ植えは、玄関先やベランダの小さなスペースで、パッと目を引く圧倒的な存在感を放ちます。

フォルムやボリュームの違いがお互いを引き立て合い、季節の移ろいとともに、美しい景色を描き出してくれるでしょう。暑さに強い植物3苗で、初夏から晩秋まで楽しめる寄せ植えをつくってみませんか。

6. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ11/14

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1、2号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

7. こちらの「ガーデニング」記事もおすすめ!

7.1 半日陰に「植えてよかった」梅雨の庭を彩る《アジサイ》9選!ピンクや白など美しい花たちです

12/14

半日陰に「植えてよかった」梅雨の庭を彩る《アジサイ》9選!ピンクや白など美しい花たちです

半日陰に「植えてよかった」梅雨の庭を彩る《アジサイ》9選!ピンクや白など美しい花たちです

梅雨の季節の庭を彩ってくれるアジサイ。今回は、筆者が実際に庭に植えてよかったと感じている、定番アジサイや野趣あふれるガクアジサイをご紹介。

お気に入りのアジサイを見つけて、梅雨のガーデニングを楽しみませんか?

7.2 【日陰に強いバラ】丈夫で育てやすくいい香り《イングリッシュローズ》6選!狭い場所OKのバラも

13/14

【日陰に強いバラ】丈夫で育てやすくいい香り《イングリッシュローズ》6選!狭い場所OKのバラも

【日陰に強いバラ】丈夫で育てやすくいい香り《イングリッシュローズ》6選!狭い場所OKのバラも

「日当たりが悪いからバラの栽培は無理…」と諦めていませんか?

実は、日陰や半日陰でも、元気に美しく咲いてくれるバラが存在します。今回は、日陰でも育てられる憧れのイングリッシュローズ6選をご紹介します。

7.3 植えっぱなしで【ナチュラルガーデン】暑さと西日に強い《真夏も花咲く多年草》6選&夏越しのコツ

14/14

植えっぱなしで【ナチュラルガーデン】暑さと西日に強い《真夏も花咲く多年草》6選&夏越しのコツ

植えっぱなしで【ナチュラルガーデン】暑さと西日に強い《真夏も花咲く多年草>6選&夏越しのコツ

夏の厳しい暑さや西日にも負けず、植えっぱなしで毎年美しい姿を見せてくれるおすすめの多年草6選を紹介します。

ローメンテナンスで理想のナチュラルガーデンをキープするための「お手入れ3つのコツ」も解説します。