毎年のように猛暑となる日本の夏。「気温が高くて西日も強すぎて何を植えても育たない」「夏のお手入れが暑くて長続きしない」と、悩む方も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのが、ローメンテナンスでも1年中ずっときれいなナチュラルガーデンを維持できる植物たち。今回は暑さや西日に強く、植えっぱなしにできる植物を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、植物を無事に夏越えさせるための、お手入れのコツもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「植えっぱなしOK!夏に強いナチュラルガーデン」にまつわるあれこれ

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庭で満開に咲いているロシアンセージ

Anna50/shutterstock.com

  • 植えっぱなしでナチュラルガーデン!暑さと西日に強い多年草6選
  • 夏に強い多年草がより元気に夏越しできる《お手入れ》3つのコツ
  • 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

2. 植えっぱなしでナチュラルガーデン!暑さと西日に強い多年草6選

2.1 ビタミンカラーの花が夏らしい「ガイラルディア」

ガイラルディア2/12

ビタミンカラーの花が夏らしい「ガイラルディア」

Sviatlana Zyhmantovic/shutterstock.com

赤やオレンジ、黄色などのビタミンカラーの花が色鮮やかなガイラルディア。真夏から晩秋まで絶え間なく花を咲かせ続けます。

強い日差しや乾燥に強く、やせ地でも問題なく育つほど強健な性質です。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 ふんわりした花穂がナチュラルな「ロシアンセージ」

ロシアンセージ3/12

ふんわりした花穂がナチュラルな「ロシアンセージ」

agatchen/shutterstock.com

ロシアンセージは繊細に切り込まれたシルバーグレイの葉が魅力。ブルーの小花が咲き、長く伸びる茎が風に揺れる姿は、夏の庭を爽快な雰囲気にしてくれます。

主張しすぎない控えめなたたずまいで、周りの花の引き立て役として最適です。

※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)

2.3 乾燥に強く、花色も豊富な「アキレア(セイヨウノコギリソウ)」

アキレア4/12

乾燥に強く、カラバリも豊富な「アキレア」

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細かく切れ込んだノコギリのような葉が特徴のアキレア。小さな花が密集して咲き、西日が強く当たる場所でも元気に育ちます。

花色は白・黄色・ピンク・赤など多彩で、乾燥に強いためドライフラワーにもおすすめです。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.4 ヒマワリに似た花がかわいらしい「ヘリアンサス」

ヘリアンサス5/12

ヒマワリに似た花がかわいらしい「ヘリアンサス」

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ヘリアンサスはヒマワリに似た黄色の愛らしい花が無数に開花。真夏の強い日差しを浴びて明るく輝き、庭を陽気な雰囲気にしてくれます。

野草のような素朴さがナチュラルガーデンにぴったりで、特別な手入れをしなくても大株へと生長します。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.5 シャープな紫の花穂がモダンな「サルビア・ネモローサ」

サルビア・ネモローサ6/12

シャープな紫の花穂がモダンな「サルビア・ネモローサ」

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まっすぐに立ち上がる濃紫色のシャープな花穂が涼やかなサルビア・ネモローサ。スタイリッシュな姿で、凛としたモダンな美しさを放ちます。

春に開花した後、夏に再び美しい花を楽しめるように、梅雨前に切り戻しをしておきましょう。

※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)

2.6 個性的な花姿がおしゃれで、いい香りも楽しめる「モナルダ」

モナルダ7/12

個性的な花姿がおしゃれな「モナルダ」

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モナルダはタイマツの炎のような花が個性的。暑さに負けないエネルギッシュな姿で、ナチュラルガーデンのアクセントとしておすすめです。

葉や茎には柑橘系のさわやかな香りがあり、触れるたびに夏の暑さを癒やしてくれます。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

3. 夏に強い多年草を《より元気に夏越しさせるお手入れ》3つのコツ

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花壇の土を触っている人の手

Ingrid Balabanova/shutterstock.com

3.1 株元を熱から守る「マルチング」

西日が当たる場所は、直射日光によって地温が上がり、土の中の水分が蒸発しやすい環境。これを防ぐために、株元をバークチップや腐葉土などでおおうマルチングが効果的です。

地温の上昇を抑えて根の乾燥や傷みを防ぐだけでなく、夏の激しい夕立による泥跳ねから守り、病気の予防や雑草対策にもつながります。

3.2 夏を乗り切るための「透かし剪定」

株が蒸れると、下葉が枯れたり病気が発生しやすくなったりします。そこで梅雨や本格的な暑さが来る前に、混み合った枝葉を間引く透かし剪定で、風通しをよくしておきましょう。

また、草丈が高い品種は、この時期に半分程度まで切り戻すことで、秋にコンパクトで引き締まった姿で、たくさんの花を咲かせることができます。

3.3 水やりは「時間帯」と「メリハリ」

夏の昼間に水やりをすると、土の中の水が温まって根を傷めるため、朝の涼しい時間帯か夕方以降におこないましょう。与える際は、株元にたっぷりと染み込ませるようにします。

地植えの場合、頻繁に水やりをせず、土が乾いてから与える「メリハリ」を意識することがポイント。根が自ら水を求めて深く張り、さらに暑さや西日に強い強健な株へと育ちます。

4. 暑さや西日に強い植物でローメンテナンスなナチュラルガーデンを

ガーデニングで大切なのは、完璧にお手入れをすることではなく、植物とともに心地よい時間を過ごすことです。植えっぱなしで元気に育つ丈夫な植物たちは、野生本来のたくましさで、庭をみずみずしく彩ってくれます。

夏の太陽を浴びていきいきと輝く植物たちの生命力は、日々の暮らしにも元気と癒やしを届けてくれるでしょう。暑さや西日に強い植物を植えて、手間いらずで年中美しいナチュラルガーデンをつくってみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?9/12

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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