4. 年金不足をどう補う? 40歳代・50歳代が密かに狙う「失敗しない起業」

毎月赤字が続くシニアの現実を前に、プレシニア層である40歳代・50歳代はどのように備えているのでしょうか。

株式会社ハッピーカーズの意識調査(2026年6月発表、40歳代・50歳代の会社員1025名対象)から、現代の「セカンドキャリアへの本音」が見えてきます。

4.1 老後資金「7割弱」が準備不足を痛感

現在の備えについて、「目標額には届かず不安がある(41.6%)」「貯蓄・投資に回す余裕がない(27.8%)」と、約7割が資金面での不安を抱えています。

4.2 年金受給後も働く? 理想の引退時期

理想のリタイア時期は「65歳(38.8%)」が最多ですが、「70歳以上(22.2%)」「生涯現役(11.4%)」を合わせると、3割以上が年金受給開始後も長く働くことを視野に入れています。

4.3 ミドル世代が密かに狙う「失敗しない起業」

長期間働くことが前提となる中、リストラや理不尽な評価など「会社に依存するリスク」を避けたいと考える人は少なくありません。起業・独立に関心を持つ人の約7割が「40歳代」からその準備や意識を始めています。

しかし、守るべき家族や生活があるミドル世代の起業は、ハイリスクな挑戦ではありません。

  • 初期費用の限界: 300万円未満に抑えたいとする層が全体の約半数
  • 最大の不安: 資金面での不安や、自身の知見不足による失敗のリスク
  • 求めるバックアップ: 「失敗しても借金を背負わないビジネス構造(41.1%)」が圧倒的

「初期投資が少なく、未経験からでも自分の裁量で稼げるビジネスがあれば」という条件付きであれば、「ぜひ挑戦したい(9.8%)」「前向きに検討したい(23.9%)」を合わせて3割以上が前向きな姿勢を示しており、興味を持っている層を含めると約半数にのぼります。

月3万円の赤字を埋め、年金にプラスアルファの収入を得るための「低リスクなスモールビジネス」が、人生100年時代の新しい自立の形として注目を集めているのです。