5. 毎月の負担を軽減する「ボーナス積立」という新NISA活用法
先ほどのシミュレーションでは、毎月5万円を15年間積み立てる場合を例に挙げました。
しかし、実際の家計状況によっては、毎月決まった額を積み立て続けるのが難しい方も少なくないでしょう。
特に、住宅ローンや教育費といった固定費の割合が大きいご家庭では、毎月の積立額を増やすことに負担を感じるケースもあるかもしれません。
そこで選択肢として考えられるのが、「ボーナス積立」という方法です。
5.1 毎月の積立額を無理のない範囲に設定する考え方
資産形成というと「毎月いくら積み立てるか」が注目されがちですが、必ずしも毎月同額を積み立てる必要はありません。
月々の積立額は抑えめにして、その分を夏と冬のボーナスで補うという方法も一つの選択肢です。
この方法なら家計への負担を抑えながら積立を続けやすくなるため、長期投資とも相性が良いといえます。
5.2 月3万円とボーナス年20万円を積み立てた場合のシミュレーション
例えば、毎月3万円を積み立て、さらに夏と冬のボーナス時にそれぞれ10万円ずつ追加で投資するケースを考えてみましょう。
この場合の年間の投資額は以下の通りです。
- 毎月3万円 × 12カ月 = 36万円
- ボーナス時10万円 × 年2回 = 20万円
年間合計:56万円
これを15年間続けた場合、投資元本は840万円になります。
年3%で運用できたと仮定した場合、15年後の資産額は約1040万円前後になる計算です。
毎月5万円を積み立てるケース(元本900万円)には届きませんが、毎月の負担を2万円減らしつつ、1000万円規模の資産形成を目指すことが可能です。
5.3 家計に合わせたボーナス活用による積立額の調整
年間の投資総額が同じでも、積立の方法は一つだけではありません。
例えば、以下のように様々な組み合わせが考えられます。
- 毎月2万円 + ボーナス時に15万円を年2回
- 毎月3万円 + ボーナス時に20万円を年2回
- 毎月4万円 + ボーナス時に10万円を年2回
このように、ご自身の家計状況に合わせて配分を柔軟に調整することができます。
新NISAは長期間続けることで効果を発揮しやすい制度です。
毎月の積立額だけに固執せず、ボーナスも上手に活用しながら無理のないペースで投資を続けることが、将来の資産形成につながります。