2026年6月を迎え、老齢・障害・遺族年金を受け取っている方々にとって、これからの生活や働き方について考える時期かもしれません。年金は老後の暮らしを支える重要な柱であり、その受給額に関心を寄せる方は多いでしょう。

現在の年金額は2025年度分が適用されており、2026年度の改定はすでに行われています。

「厚生年金で月20万円を受け取れるのは、どのくらいの割合なのだろう」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。この記事では、厚生労働省が公表した最新の統計データを基に、年金受給額のリアルな実態と、働き方の多様化が将来の年金にどう影響するのかを分かりやすく解説します。

1. 【厚生年金】月20万円以上もらえる人は少数派?最新データで見る受給額の実態

厚生労働省年金局が公表した「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給者の平均月額は男女合計で15万289円です。受給額ごとの詳しい人数構成は、以下のグラフで確認できます。

1.1 厚生年金の平均月額と受給額別の人数分布

〈全体〉平均年金月額:15万289円

〈男性〉平均年金月額:16万9967円
〈女性〉平均年金月額:11万1413円
※国民年金の金額を含む

データを見ると、月額15万円以上を受給している人は全体の約半数を占めています。しかし、月額20万円以上の受給者に絞ると、その割合は18.8%まで減少します。また、男女間での平均受給額には大きな開きがあることも分かります。

将来の生活を計画する際には、こうした年金額の現実を理解した上で、iDeCo(個人型確定拠出年金)の活用や自身の働き方を見直すなど、自助努力を組み合わせた準備が大切になるといえるでしょう。