物価上昇が続くなか、公的年金だけでは生活に不安を感じる方も少なくないでしょう。
こうした状況を背景に、年金額は定期的に見直されていますが、所得が一定基準を下回る方を対象とした「年金生活者支援給付金」という制度があることはご存じでしょうか。
この給付金は、年金に上乗せして支給されるものですが、自動的には支給されず、ご自身での申請手続きが必要です。
本記事では、年金生活者支援給付金の制度概要から、2026年度の改定額、対象者の条件、申請方法までをわかりやすく解説します。
1. 年金生活者支援給付金とは?ふつうの年金と同日、別振込で上乗せされる国の給付金
年金生活者支援給付金とは、公的年金やその他の所得が一定基準額に満たない方の生活を支援するため、年金に加えて支給される給付金です。
この給付金は、受給している基礎年金の種類に応じて、以下の3つに分けられます。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
原則として、年金本体が支給される偶数月に、直前の2カ月分がまとめて支払われる仕組みとなっています。
2. 【2026年度】年金生活者支援給付金の支給額はいくら?3.2%増額改定を反映
2026年度の年金生活者支援給付金の支給額は、前年の物価変動率を反映して3.2%の増額改定となりました。
この改定額は、2026年6月15日に支給される分(4月・5月分)から適用されます。
- 老齢年金生活者支援給付金(基準額):月額5620円
- 障害年金生活者支援給付金:障害等級1級は月額7025円、2級は月額5620円
- 遺族年金生活者支援給付金:月額5620円
なお、老齢年金生活者支援給付金の場合、この基準額をもとに個人の保険料納付状況などを加味して、最終的な支給額が計算されます。

