3. 年金と健康を心地よく支える3つのヒント
最後に、年金と健康を心地よく支える3つのヒントについて紹介します。
3.1 1. ライフスタイルに合わせた「働く期間の少しずつの延長」
老後の生活費にゆとりを持たせる方法として、「無理のない範囲で働く期間を伸ばす」という選択肢があります。必ずしもフルタイムである必要はなく、60歳以降も自分の体力や生活リズムに合わせて細く長く厚生年金に加入し続けることで、将来の受給額を底上げできます。
近年は法改正により、短時間労働(パート・アルバイトなど)でも厚生年金に加入しやすくなる環境が整いつつあるため、より多様な働き方が選びやすくなっています。
3.2 2. 自分のタイミングで選べる「繰下げ受給」
年金の受け取りを、原則である65歳よりも少し遅らせる「繰下げ受給」という仕組みもあります。受給を遅らせた期間に応じて年金額が「1カ月あたり0.7%」増額され、その増えた金額が生涯続きます。必ずしも最長(75歳・84.0%増)まで待つ必要はなく、1カ月単位で自由に調整できるため、ご自身の貯蓄や健康状態に合わせて「そろそろ受け取ろう」と柔軟に決められます。
3.3 3. 日常の中で心地よく続ける「健康習慣(MCI予防)」
心と体の健康、そして認知機能(MCI予防)を維持することは、充実した毎日を送るための大切な土台です。ガチガチにルールを決める必要はありません。以下のような「できることから、少しずつ」生活に取り入れてみるのがおすすめです。
- 心地よい運動: 無理のない範囲での散歩や軽い有酸素運動
- 美味しい食事: 野菜や魚を少し多めに意識した、バランスの良い食事
- 楽しいつながり: 趣味の継続や、友人・地域の人との気軽なおしゃべり
- 日々のケア: 聞こえづらさを感じたら早めに対応する、血圧や睡眠の質を整える
家計の備えと健康の備えは、決して別々の課題ではなく、お互いを支え合う関係にあります。「〜しなければならない」と焦る必要はありません。ご自身の体調と相談しながら、できる選択をマイペースに組み合わせていきましょう。